2017年7月3日月曜日

GC Marathon 2017 = 昨日一日を振り返る

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● スタートしてしばらくして後ろの方が動き出す

昨日一日を振り返ってみる。

夜はほとんど眠れなかった。
それだけ緊張していたのだろう。
4時半頃起きる。
体調に不安が残っている。
5時前に家を出る。
オーストラリアフェアーの駐車場に車を入れる。
寒い、今日は寒い。
夜のニュースでは最低気温は9度の予想が7度にまで下がったという。
寒いわけだ。
ということは走りやすいということである。
軽く走りに出る。
ゴールドコーストブリッジの手前まで行って折り返してくる。
12、13分ほどの予備運動で体を温めるためである。

オーストラリアフェアーの前の道が人で埋まっている。
スタートのランナーがスタートゲートからここまでつながっているということである。
ちなみにスタートゲートはニンド通り(NIND ST)との交差点に設けられている。
「柚子」という日本食レストランの前である。
歩道脇でスタートを待つ。
6時スタートであるが、日の出前なので暗い。
ここまで離れているとスタート号砲はまったく聞こえない。
スタートが始まってしばらくしてから後ろの方もゾロゾロと動き始める。
上の動画がその時のものである。

放送では9千人の参加者という。
これだけのランナーがスタートし終えるのには10分くらいかかかる。
最後尾が動きだし、間を置いてから私も歩き始める。
すぐ前にはポッカリ空き地ができたように人の姿がない。
ウオーカーなども多く、ゆっくりスタートする人もたくさんいて、すぐに後ろ10人、20人と入り込んでくる。

ゲートの下にくる。
ほぼ10分遅れである。
ゲート下の灯りで腕時計のマラソン・ウオッチのボタンを押し、動作を確認してから走り出す。
十分に前は空いている。
だが、すぐに追いついて人の壁に阻まれる。

カミさんは10kmを走っており、1時間08分半ほどである。
アップロードした10kmスタートのビデオにはカミさんも映っている。
今日は私というわけである。
よってここでの写真はすべてカミさんが撮ったものである。



カミさんにはおおよそのタイムスケジュールを書いて渡してある。
6時にハーフがスタートして、フルマラソンはその1時間20分後になる。
あとの話によるとその間、オーストラリアフェアーに戻り朝食ということであるが、フードコートにはまともなものはない。
何しろ朝の6時である。
ほとんど閉まっている
奥の方にオープンしていた喫茶店をみつけ、そこでパンプキンスープのついたブレックファーストを食べたとのこと。

マラソンがスタートする。
だが、iPhonを向けたが映らない。
バッテリーが切れてしまったのこと。
昨夜、充電したのだがという。
数年使っているのでバッテリーがヘタって充電がうまくいかないのだろうか。
買い替えないといけないかもしれないという。
よってマラソンのスタート写真はない。


● 公式ビデオから

駐車場に戻ってきて車を入れ替える。
一般の駐車場は日曜日は無料になる。
しかし、オーストラリアフェアーは3時間までフリーだがそれを越えると大枚な駐車料金がかかる。
昔はこの駐車場も日曜は無料だったが、最近は計算高くなっている。
ちなみにパシフィックフェアーの駐車場は5時間まで無料である。
ハーフだと一般ランナーは2時間ほどかかる。
前後の余裕をみると、3時間はきつい。
マラソンでは一般ランナーは「サブ4」と言われているように4時間切りを目標にしている人も多い。
女子のエリートランナーですら2時間半かかる。
とすれば、フルマラソン・ランナーは3時間制限の駐車場には止められない。
大半の人は周辺の日曜日無料の駐車場に止める。
コース目の前の最良の駐車場は満杯と思いきや、そんな理由にて楽に駐車スペースを確保できるのである。
8時頃に車を一度出し、再び駐車しなおす。
これで11時まで駐車できる。

iPhonが使えないので私のカメラをもってゴール300m手前の取り付け道路へ向かったという。
そして、撮ったのが下の写真。
この地点では8時23分過ぎくらいではなかろうか。
ゴールは8時26分ほどである。 

 

写真を撮ったあと、すぐに出口に向かったが会えなかったという。
出口の混雑を考えると出会うのは非常に難しいので、オーストラリアフェアーでの待ち合わせにしてある。
というのは、昨年カミさんは延々と出口前で待っており、私はしばらく出口で待っていたが出会えずオーストラリアフェアーのフードコートで待つことになった。
車がどこに駐車してあるかは分からず、着替えもお金もなく、連絡方法もなく何か事故でもあったかもしれないと思い、家に戻ることにした。
ここからだと歩いて1時間で帰れる。
歩き始めたら、路上で向こうからやってくるカミさんに偶然であうことになった。
カミさんは出口で、その後はマラソンランナーのゴールを見とどけるために、取り付け道路に移動したという。
私はジーっとフードコートにいたわけである。
30秒と帰る動作が早かったらで会うことはなかったことになる。
その経験から、フードコートを待ち合わせの場所にしたのである。

出口付近でカミさんを探したが見つからない。
フードコートへ向かう。
ここで待つが来ない。
マラソンランナーがオーストラリアフェアー前の30kmポイントを通過する時間に近づいてくる。
フードコートを離れ前の歩道で腰を下ろしながらランナーを待つ。
立って待つのは足がきかない。
来た、というところでやっとこさ立って通過を見守る。
集団でやってきた。
だが、メガネがないので誰が誰だかまったくわからない。
塊集団にしか見えない。


● 30kmポイント

アフリカ勢と日本勢が半々のように思えた。
川内優輝はいたのだろうか。
後でわかったが集団は日本人がメインで、アフリカ系は一人だった。
見えないということはエライことで、皆褐色のランナーに見える。
川内優輝は先頭を走っていたのだが、まったくわからなかった。
その後、女子のトップが通過する。
周囲を数人の男性ランナーに守られながらの通過である。
それから遥か離れて2位が、少しおいて日本人ランナーが通過する。
資生堂のユニフォームなので竹中理沙だろうと思う。
ユニフォームでわかったが、そうでなかったら誰だろうということになる。
ちなみに、今回女子のエリートランナーは竹中理沙一人である。
竹中理沙は一昨年のこのレースで優勝している。
この時は「2:28:25」であり、今回は3位で「2:28:32」でタイム的にはほとんど変わっていない。
優勝したアベベカ・ベケレは「2:25:34」で昨年堀江美里が作った「2:26:40」を一分近く縮める大会新記録である。
いかにベケレが速かったかである。
2位のキバラスと3位の竹中との差は4秒にすぎない。

 フードコートに戻ってきてしばらくするとカミさんもやってきた。
上の30kmポイントの写真はカミさんが撮ったものである。
ランナーズエリアにはキウイとバナナがあるから、もってきてくれと頼まれていた。
そこでキウイ1個とバナナ2本を運んできていた。
キウイは甘いので帽子にいれて歩道においてマラソンを観戦していたら、アリが紛れ込んでいたようである。
アリを払ってカミさんはキウイにかぶりつく。
なにしろニュージーランド産のゴールデン・キウイだ。

食後すぐに、マラソンのゴールを見にいくといって出ていった。
私はとても足が動かない。
立っていることすらできないほどにつらい。
車の置いてある場所を聞いて、そこに行って着替える。
再びフードコートに戻って、バナナを1本食べる。

10時半頃にカミさんが戻ってきた。
女子のゴールは男子より20分ほど遅れるので10時近くになる。
「取り付け道路のカーブで日本人選手がアフリカのランナーに抜かされて2位だった」
という。
「そして川内君がすごい形相で追いかけてきた。あんな顔始めてみた。3位だった」
日本人トップは知らない選手だった、と言う。
このランナーは野口拓也で、あとでわかったことだがゴール前の直線道路で抜き返して優勝している。
このときの絶叫放送は下記で。
まるで「前畑ガンバレ!」である。



● 絶叫放送

なを、ネットでニュースを検索していたら、野口拓也と竹中理沙は先日結婚したという。
その関係で二人がそろってこのレースを走るようになったらしい。
ちなみに、優勝賞金は「2万ドル:170万円」、3位の賞金が「5千ドル:43万円」で夫婦で合わせて「2万5千ドル:215万円」を獲得したことになる。
(注:AU$1=86円換算:現在レート)

● 野口のプラス$2,000 は非エリートランナー優勝というボーナス。
 女子のプラス$10,000 は大会新記録のボーナスである。


● メデイア写真から

 ついでに書いておくと、ハーフマラソン男子は山岸宏貴で優勝賞金は「6千ドル:51万円」である。



● メデイア写真から

これが、昨日の半日である。
夜はスシトレインに行った。
レース終了記念で豪華なレストランで、ということになりそうだが疲れていてとても気力が湧かない。
ラブラドール店は家から最も近いレストラン?で、面倒なときはいつもここへいって夕食をちょこっと済ますことが多い。
月に2,3度行く。
この店がいいのは、何しろ日本人のお客がいないことである。
いつだったか、アルバイトの男の子に
「ナマ(生魚)を注文する人はここで初めてみました」
と言われたことがある。
地元人はナマは苦手らしく、「アブリ」にするようである。 
すぐ近くにハーバータウン店があるが、ここは場所柄日本人客も多い。

帰ってきてからお酒を飲んだ。
娘が送ってくれたものである。
今日の日にとっていたものである。


これすばらしくおいしい。
トロっとした感じである。
アルコール度数19度というのは結構高い。
いつもの安酒とは格段に違う。

9時には寝てしまった。
夜1回起きただけ、今朝は8時過ぎに起きた。
丸11時間寝ていたことになる。




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