● 2016年 福岡国際マラソンゴール
ゴールドコーストマラソンの日本人の顔といえば川内優輝。
過去に優勝もし、2時間9分台も出している。
昨日、福岡マラソンが行われた。
日本人1位、総合3位でフィニッシュした。
なにしろこの人、まさに鉄人。
64回目のフルマラソンという。
世界中を股にかけて走りこんでいる。
まったくブレない。
実業界を牛耳る陸連にとっては天敵。
埼玉県がバックなので圧力がかけられない。
昔、こんな言葉がとびかった
『誰か、アイツを止めてくれ!』
今は県職員だが、ウワサではあるが将来は埼玉県知事候補もささやかれている。
『
スポーツ報知 12/5(月) 6:08配信
川内、右ふくらはぎ痛に左足首捻挫も「やけくそ」激走!
日本人トップ3位
公務員ランナー川内優輝(29)=埼玉県庁=が、2時間9分11秒で日本人トップの3位に入り、3度目のロンドン世界陸上(来年8月)代表入りへ前進した。
先月12日に右ふくらはぎ、今月2日には左足首を相次いで負傷する逆境をはね返し、今年2度目のサブテン(2時間10分以内)で強さを見せつけた。
イエマネ・ツェガエ(エチオピア)が2時間8分48秒で優勝した。
(曇り、気温14度、湿度89%、南南東の風3メートル=スタート時)
報われた。
25キロで一時先頭を引っ張り、川内は1位に23秒差の日本人トップで競技場にたどり着いた。
「やけくそで、やってしまえ!
という気分だった。
けがの箇所は感覚がマヒしていた。
最悪な状況の中でベストは出せた」。
通算10度目の2時間10分切りで、最後の代表挑戦となるロンドン世陸切符へ名乗りを上げた。
涙が頬を伝った。
先月12日に右ふくらはぎを痛めても、走り込んで調子を上げる姿勢は曲げなかった。
先月23日と27日には50キロ走で「必死に追い込んだ」。
今夏に鍛えたスタミナも助けになった。
群馬・渋川市から埼玉・久喜市まで、7時間かけて100キロ走。
長野県内の山岳トレでは起伏の激しい山道を6~7時間走った。
ハイキング中の小学生から「泥だらけの人がいる」と笑われた。
同居する市民ランナーの次弟・鮮輝さん(26)にもヒントをもらった。
「弟は体のケアが生活の一部。
テレビを見ながらマッサージ器で“ながらケア”したり。
自分は今まであまりやってこなかった」。
今年は数種類の家庭用マッサージ器でふくらはぎや足底を入念にほぐした。
大会2日前に左足首を捻挫。母・美加さん(52)は
「今日ほど走ってほしくない日はなかったけど、(ケアの)効果があったのかも」
と目を細めた。
ロンドン世界陸上の扉には手をかけた。
「今回はかなり微妙なタイムだった。
今後は海外のレースでさらに良いタイムを目指したい」。
世陸への準備を進め、来年3月の代表選考を待つ。
』
『
日刊スポーツ 12/5(月) 11:10配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161205-01747680-nksports-spo
川内優輝「奇跡が起きました」福岡国際一夜明け
●取材に応じる川内優輝(撮影・上田悠太)
福岡国際マラソンで日本人トップの3位となり、来夏のロンドン世界選手権に名乗りを上げた川内優輝(29=埼玉県庁)が、「月1海外修業プラン」をぶち上げた。
レースから一夜明けた5日、福岡市内で取材に応じた。
先月12日の右ふくらはぎのけが、レース2日前の左足捻挫を乗り越えたレースを振り返り「あそこまで走れるとは思わなかった。奇跡が起きました」
と笑顔をみせた。
有力候補となった世界選手権に向けて、今後は海外でのレースを積極的に参戦する意向を示し、
「自己ベスト(2時間8分14秒)を更新できればいいですが、タイム以上に勝負強くなっていければ」。
海外勢との勝負を重ね、駆け引きや粘り強さに磨きをかける。来年は2月の愛媛マラソンに出場予定。
その後は「月に1本ぐらいのペースで海外で走っていければいい」と話した。
』
朝日新聞デジタル 12/5(月) 12:28配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161205-00000037-asahi-spo
激走の川内「勝負強さに特化したい」 福岡国際マラソン
4日に開催された第70回福岡国際マラソン選手権(朝日新聞社など主催)で日本選手トップの3位に入った川内優輝(埼玉県庁)が一夜明けた5日、レースを振り返った。
左足首の捻挫など故障を乗り越えての激走。福岡国際では自己最高タイで3度目の3位入賞を果たした。
「過去2度はトップが見えなかった。
今回みたいに見える位置でフィニッシュすると悔しいものですね」。
足首は少しの腫れはあるものの悪化はしていない、という。
来夏のロンドン世界選手権代表の有力候補となったが
「2時間7分、8分台だったら抱負も語れますが、9分台だったので……」。
選考会になっている東京やびわ湖などで好記録が出る可能性もあるが、
「選考会には今後は出ない。結果を待ちます」。
次のマラソンは18日の防府読売。年明けからは海外のレースに挑戦して調整していく。「(派遣設定記録の)2時間7分0秒というタイムは出したいが、簡単ではない。
やはり、勝負強さに特化していきたい」
と話していた。
』
『
●福岡国際マラソン2016~川内優輝 勇気と我慢と、誰にも負けないその意気と
2016/12/04 に公開
』
『
日刊スポーツ 12/8(木) 10:20配信 益田一弘(ますだ・かずひろ)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161208-01748694-nksports-spo
川内の激走に見た、海外勢と本気で争うための勝負手
いつ以来だろうか。
今月4日の福岡国際マラソン。
平和台陸上競技場に3位の川内優輝(29=埼玉県庁)が飛び込んできた。
その時、1位ツェガエ(エチオピア)、2位マカウ(ケニア)はトラックを走っていた。
川内はゆがんだ視界の中に先行する2人を捕らえただろう。
最後のトラックで、日本選手がケニア、エチオピア勢の背中を追っていた。
最近の男子マラソンは日本選手が中間点過ぎで早々と脱落。
テレビ画面の先頭集団は海外勢ばかり、第2中継車が日本人トップ争いを追い、アナウンサーが必死で盛り上げる-。
そんなシーンが繰り返されていた。
その中で川内の走りは、強いインパクトを残した。
持ちタイムからすれば、川内(自己記録2時間8分14秒)の記録は2時間9分11秒と平凡だった。
ただ1位ツェガエ(自己記録2時間4分48秒)と23秒差、
2位マカウ(2時間3分38秒)と14秒差
の競り合いを演じた。
けがを抱えて走りきった精神力は驚きではあるが、そこには「魂」や「根性」だけではなく、海外勢と本気で争うための日本伝統の勝負手があった。
●ペースメーカー離脱で「ヨーイ、ドン」
23キロ手前でペースメーカーが離脱した際に、川内は自分で仕掛けた。
ここに大きな意味がある。
海外勢はペースメーカーが外れる30キロ以降に「ヨーイ、ドン」で急激にペースアップする。
そのスピードについていける日本選手は皆無といっていい。
いくら先頭集団にいても日本選手はゴールに近づけば近づくほど勝つ確率がどんどん減っていく。
川内の仕掛けは海外勢の想定よりも早く、20人近くの先頭集団がばらけた。
川内は33キロで先頭から遅れたが、リスクをかけて海外勢のペースを乱し「我慢比べ」という自分の土俵に引きずり込んだ。
川内の3位は海外勢が精彩を欠いたわけではなく、自らの仕掛けで勝ち取ったものだ。
時折、雨が降る中、ペースメーカーが当初の30キロまでもたなかった予定外の事態を瞬時に判断して、味方にした。
●日本選手が勝つには中盤勝負がカギ
00年シドニー五輪の高橋尚子さんも、04年アテネ五輪の野口みずきさんも中盤からロングスパートを仕掛けて、金メダルを獲得した。
野口さんは、世界大会で勝負するコツについて
「日本選手が勝つには中盤から自分のペースに引き込むこと」。
海外勢をロングスパートで消耗させて、最後のスピード勝負に持ち込ませないことがかぎだという。
男子マラソンの世界記録はデニス・キメット(ケニア)の2時間2分57秒。日本の現役最速タイムは今井正人の2時間7分39秒(15年2月・東京マラソン)。
もとより持ちタイムでは海外勢と勝負できない。
ただ世界選手権、五輪はペースメーカーがつかない。
選手が勝負を重視するため、レースは持ちタイム通りにはいかない。
そこに日本選手が戦えるチャンスがある。
川内の走りは、持ちタイムで劣る日本選手が海外勢と戦うために必要なものがつまっていた。
豊富な練習量、勝負勘、粘り、そして何よりも勇気-。
ロングスパートには終盤失速の恐怖がつきまとう。
30キロ以降はジリ貧になるとわかっていても仕掛けられないものだ。
それでもスピードで勝てない日本選手が本気で世界の表彰台を狙うならば、戦う方法は、これしかない。
』
さてこの2週間後の12月18日にまたフルマラソンを走るというスゴサ・恐ろしさ。
『
スポーツ報知 12/19(月) 6:03配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161218-00000254-sph-spo
川内優輝「結構疲れた」失速し3位…防府読売マラソン
◆報知新聞社後援 防府読売マラソン(18日、山口・防府市陸上競技場発着=42・195キロ)
4日の福岡国際マラソンで日本勢最高の3位に入り、2年ぶり3度目の優勝を狙った川内優輝(29)=埼玉県庁=は2時間12分45秒で3位だった。
23歳の橋本崚(GMO)が2時間11分20秒で初優勝した。
来年8月のロンドン世界陸上出場を狙う川内は、若手の猛追に屈して3位に終わった。
25キロ過ぎで仕掛けて先頭に立ったが「結構疲れた」と粘りに欠け、橋本、続いて吉村大輝(旭化成)に抜かれた。
それでもレース後は「2人が強かった」と潔く両者をたたえた。
4日の福岡国際マラソン前に捻挫した左足首の影響もあった。
「練習ができていないと負ける。
福岡(の3位)が奇跡だと改めてわかった」
という。
国内では年内最後のレースを終え、
「次は勝てるように、けがをしないように継続した練習を積みたい」
と話した
』
日刊スポーツ 12/8(木) 10:20配信 益田一弘(ますだ・かずひろ)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161208-01748694-nksports-spo
川内の激走に見た、海外勢と本気で争うための勝負手
いつ以来だろうか。
今月4日の福岡国際マラソン。
平和台陸上競技場に3位の川内優輝(29=埼玉県庁)が飛び込んできた。
その時、1位ツェガエ(エチオピア)、2位マカウ(ケニア)はトラックを走っていた。
川内はゆがんだ視界の中に先行する2人を捕らえただろう。
最後のトラックで、日本選手がケニア、エチオピア勢の背中を追っていた。
最近の男子マラソンは日本選手が中間点過ぎで早々と脱落。
テレビ画面の先頭集団は海外勢ばかり、第2中継車が日本人トップ争いを追い、アナウンサーが必死で盛り上げる-。
そんなシーンが繰り返されていた。
その中で川内の走りは、強いインパクトを残した。
持ちタイムからすれば、川内(自己記録2時間8分14秒)の記録は2時間9分11秒と平凡だった。
ただ1位ツェガエ(自己記録2時間4分48秒)と23秒差、
2位マカウ(2時間3分38秒)と14秒差
の競り合いを演じた。
けがを抱えて走りきった精神力は驚きではあるが、そこには「魂」や「根性」だけではなく、海外勢と本気で争うための日本伝統の勝負手があった。
●ペースメーカー離脱で「ヨーイ、ドン」
23キロ手前でペースメーカーが離脱した際に、川内は自分で仕掛けた。
ここに大きな意味がある。
海外勢はペースメーカーが外れる30キロ以降に「ヨーイ、ドン」で急激にペースアップする。
そのスピードについていける日本選手は皆無といっていい。
いくら先頭集団にいても日本選手はゴールに近づけば近づくほど勝つ確率がどんどん減っていく。
川内の仕掛けは海外勢の想定よりも早く、20人近くの先頭集団がばらけた。
川内は33キロで先頭から遅れたが、リスクをかけて海外勢のペースを乱し「我慢比べ」という自分の土俵に引きずり込んだ。
川内の3位は海外勢が精彩を欠いたわけではなく、自らの仕掛けで勝ち取ったものだ。
時折、雨が降る中、ペースメーカーが当初の30キロまでもたなかった予定外の事態を瞬時に判断して、味方にした。
●日本選手が勝つには中盤勝負がカギ
00年シドニー五輪の高橋尚子さんも、04年アテネ五輪の野口みずきさんも中盤からロングスパートを仕掛けて、金メダルを獲得した。
野口さんは、世界大会で勝負するコツについて
「日本選手が勝つには中盤から自分のペースに引き込むこと」。
海外勢をロングスパートで消耗させて、最後のスピード勝負に持ち込ませないことがかぎだという。
男子マラソンの世界記録はデニス・キメット(ケニア)の2時間2分57秒。日本の現役最速タイムは今井正人の2時間7分39秒(15年2月・東京マラソン)。
もとより持ちタイムでは海外勢と勝負できない。
ただ世界選手権、五輪はペースメーカーがつかない。
選手が勝負を重視するため、レースは持ちタイム通りにはいかない。
そこに日本選手が戦えるチャンスがある。
川内の走りは、持ちタイムで劣る日本選手が海外勢と戦うために必要なものがつまっていた。
豊富な練習量、勝負勘、粘り、そして何よりも勇気-。
ロングスパートには終盤失速の恐怖がつきまとう。
30キロ以降はジリ貧になるとわかっていても仕掛けられないものだ。
それでもスピードで勝てない日本選手が本気で世界の表彰台を狙うならば、戦う方法は、これしかない。
』
さてこの2週間後の12月18日にまたフルマラソンを走るというスゴサ・恐ろしさ。
『
スポーツ報知 12/19(月) 6:03配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161218-00000254-sph-spo
川内優輝「結構疲れた」失速し3位…防府読売マラソン
◆報知新聞社後援 防府読売マラソン(18日、山口・防府市陸上競技場発着=42・195キロ)
4日の福岡国際マラソンで日本勢最高の3位に入り、2年ぶり3度目の優勝を狙った川内優輝(29)=埼玉県庁=は2時間12分45秒で3位だった。
23歳の橋本崚(GMO)が2時間11分20秒で初優勝した。
来年8月のロンドン世界陸上出場を狙う川内は、若手の猛追に屈して3位に終わった。
25キロ過ぎで仕掛けて先頭に立ったが「結構疲れた」と粘りに欠け、橋本、続いて吉村大輝(旭化成)に抜かれた。
それでもレース後は「2人が強かった」と潔く両者をたたえた。
4日の福岡国際マラソン前に捻挫した左足首の影響もあった。
「練習ができていないと負ける。
福岡(の3位)が奇跡だと改めてわかった」
という。
国内では年内最後のレースを終え、
「次は勝てるように、けがをしないように継続した練習を積みたい」
と話した
』
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