● ラストスパート
15km走は今日で3回目。
軽くキロ6kmつまり1時間30分は切れるだろうと思っていたが、ちょっと目算違い。
前回はあと8秒たりなかった。
8秒ならほぼキロ6分にしてもいいのだが、やはり数字で出てしまうと頭がそういい加減なやり方には納得しなくなる。
今日はなんとしても、1時間半を切って走りたいと思う。
はじめの5kmを30分ちょうどで行き、中間の5kmを29分台として、ここで貯金を作る。
そしてラストの5kmは貯金を食いつぶしながらも、トータルで1時間半を切る、というのが理想のあり方なのだが。
さて、はじめの5kmは「30分12秒」。
ちょっと遅いか、というのは次の5kmではこの損失をチャラにして、さらに貯金をしないといけないからである。
天候は曇天、気温低めでコンデションは悪くない。
なのに今日はダメだろうか、と思うってしまう。
このコンデションで走れないとなると、これからもチャンスは来ないことになる。
しかし、中間の5kmは足が伸びる。
なぜ?
風が吹いているのである。
微風から時々軽風といったところ。
この5kmはほぼ全般にわたって追い風のコース。
これが体を押してくれていたのである。
10kmを「59分40秒」
5kmスプリットは「29分28秒」、損失を補って20秒の貯金ができた。
幸いこの上ない。
だが、終盤の5kmは1km向かい風、1km追い風、残り3kmは、向かい風となる。
つまりコースの8割が向かい風である。
20秒の貯金で押しきれるのか?
不安になる。
やはり、きつくなる。
13kmでせっかくの貯金を使い果たしてしまう。
キロ5秒のロス(6:05)で走りたかったのだが、向かい風で6:10近くかかっている。
ラスト2kmをキロ6分で走りらねばならない。
前回はラスト100mのラストスパートであった。
今回は無理を承知でラスト300mのラストスパートをかけることにしている。
このスパートで稼げるタイムは10秒ほどか。
ということは、13kmから14.7kmまでを10秒遅れのうちに収めねばならない、ということになる。
14kmで6秒遅れだ。
ラスト700mからガムシャラにいく。
ラスト500mでイーブンにもっていけた。
キロ6分でいけそうだ!
そしていよいよラスト300m。
「ガンバッテー、ガンバッテー」である。
ラスト100m、体のことも足のことも忘れるようにする。
なにしろ、動かせ、動かせ、ひたすら動かせである。
アップアップのフィニッシュ。
なんとこのスパートで16秒も稼いだ。
ドーンとベンチに転がり込む。
ハーハーハーとめちゃくちゃな呼吸。
体が波打つ。
この負担はすこぶる大きい。
通りがかりの自転車のオッサンが大丈夫かと声をかけてきた。
見た目でもひどい状態ということか。
「ありがとう、大丈夫」である。
「1時間29分44秒」、ついに1時間30分を切る。
前回より「24秒」速かっただけである。
それなのに、この呼吸は?
平均で「キロ5分59秒」で、キロ6分を切る。
分かったことは、キロ6分というのは、どうも私の走力の限界と
いうことのようである。
【15km 1時間29分44秒 キロ5分59秒】
5km 30:12 30:12
10km 29:28 59:40
15km 29:44 1:29:44
5km 29:37 29:37
10km 30:00 59:37
15km 30:31 1:30:08
【前々回 7月14日 15km 1時間31分03秒 キロ6分04秒】
5km 30:00 30:00
10km 30:27 1:00:27
15km 30:36 1:31:03
『
https://www.youtube.com/watch?v=dqKZYLddW6w
● ラストスパート 100m
』
』
ヨレヨレ、ヨタヨタ、ヨボヨボ、「ヨヨヨ!」、「ヨ」の3連発である。
【 南のおーきな島・小粒な大陸 】