2016年10月19日水曜日

スニーカーで走った15km:1時間30分29秒

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  日の出がどんどん早くなってきている。 
 いまは5時に起きて、5時半ころスタートということになっているが、ちょっと前までは起きた時窓の外をのぞくと暗かった。
 しかし、いまは明るくけばけばしい。
 スタートするころは陽は十分に上っており、ギラギラと照りつける。
 光はそうだが、肌を刺すような熱はまだない。
 気温も低いし、走るにはまだ十分に条件はいい。
 地面が熱を持つようになると、わずかな陽の光だけでも気温は上昇し、皮膚は悲鳴をあげるようになり、走り終わると腕にはざらざらと塩の粉が吹き出ている。
 そんな季節はもうそこまできているように思う。

 準備体操を終えてさてスタートと思ったが、何かおかしい。
 すぐに分かった。
 靴がランニングシューズではないのである。
 普段に履いているスニーカーである。
 家を出るとき気なしに履いてきてしまったのである。
 どうする?
 履き替えに帰るか、いや、このシューズで走ることにする。
 実をいうと以前に1度だけだが同じことを経験している。
 「アレ!」と思ったらスニーカーであったという経験である。
 帰るのもめんどくさいし、まあ、走れるところまで走ってみようとスニーカーでランニングを実行したことがあるのである。
 どのくらい走ったかは記憶にない。
 しかし、大きな支障もなく走れたことは記憶している。



● ランニングシューズを忘れてスニーカーで走った

 よって今日は2度目になる。
 ゆるゆるのヒモをしっかり締めなおす。
 スタートする。
 少々足の感触は違うが、慣れれば問題ないだろう。
 大きく異なるところは、スニーカーはクッションが固いということである。
 ランニングシューズは地面からの反力をうまく吸収してくれる。
 スニーカーはそれが弱く結果として足に響く。
 といっても、これもニューバランスの製品で足にやさしいし、疲れも少ないし、まして走っていて靴づれを起こすような心配はない。
 まずは少し弱めに入って、様子をみながら上げていく。
 底が固いせいか「走ってる!」という感覚がある。
 「おーおー走ってるぞ!」「足がかろやかに動いているぞ!」といった感じである。
 とはいっても、スピードはあまり上がっていないのである。
 つまり感じとして、走っているという実感があるのである。
 3\kmの半ばころから、このままいくと5kmで30分は切れないかもしれないと思うようになる。
 足が少し重いのである。
 シューズの違いからくる疲れなのであろう。
 意図的にスピードアップをかける。
 行かれるとこまで行く、ということに決めるしかない。
 底が固い、反力があるというのは足に負荷がかかるが、短い距離なら心理的に地面との直接対話ができる、そんな感じになる。
 10kmほどでもそれほどのこともない。
 キロ3分台のアスリートならいざ知らず、6分を目標にする老体にはその程度のことであろうと思う。
 しかし、10kmを超えると影響が出てくるだろうことはわかる。

 前回より30秒ほど遅れで5kmを通過する。
 貯金は17秒である。
 このままいって10kmでそこそこの預金をつくれれば、今日もキロ6分=1時間30分で行かれるかもしれない、と思う。
 スニーカーによるダウンを30秒とすると、50秒くらいの預金(10kmを59分10秒で)がほしい。

 10km通過の預金は20秒ほど。
 この預金だとランニングシューズならキロ6分でぎりぎりいくかもしれない、というところになる。
 スニーカーでは無理。
 ということは目標は1時間30分30秒になる。
 ラスト5kmでガタンと落ちても30分台ではまとめきれるだろうと思う。
 
 15kmのゴールは「1時間30分29秒」でぎりぎりであった。
 終盤の5kmは30分50秒かかっている。
 もし仮にランニングシューズだったら、キロ6分でいけただろうか?
 おそらく行けたと思う。
 


【 15km 1時間30分29秒 キロ6分02秒】
5km    29:43     29:43
10km   29:56    59:39
15km   30:50   1:30:29


【前回 10月12日 15km 1時間29分13秒 キロ5分57秒】
5km    29:12     29:12
10km   29:42    58:54
15km   30:19   1:29:13



【補】
 夜になって右膝に痛みが出た。
 明らかにスニーカーによってかかった負荷によるものである。
 サポーターをつけて少し安定させた。
 ときどき痛みが襲ってきて寝たり起きたりになる。
 しかし、そのうち眠りに落ちた。
 朝、目が覚めると痛みは消えていた。

 これで終わったかなと思ったが、そうはいかなかった。
 夕方になると右膝の上10cmくらいの右側部処にビリビリと痛みが走るようになった。
 これまでとは異なったところの筋肉あるいは神経がスニーカーでの走りで揺さぶられたのであろう。
 ここは膏薬が貼れるので抑え込めるとおもうのだが。






【 南のおーきな島・小粒な大陸 】






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