10月に入った。
もうキロ6分を狙うのは難しいだろう。
目標は限りなくキロ6分にとどくように走ること、
になる。
5時半丁度にスタートしたが、今日は快晴雲ひとつなく朝日が照りつける。
でも気温jは低い。
風もない。
帽子を斜めにかぶって日射しを避ける。
1kmはいつもより数秒遅い。
いつもは2kmでわずかであるが貯金しているのだが、今日は12分をオーバーしている。
身体が重たい。
このままいくと5キロで30分は切れない。
まあしかたがないだろう。
やはり10月はそれなりの季節だということである。
北の折り返しの手前で女性ランナーとすれ違う。
折り返すと遠くにその姿が見える。
折り返しポイントは3.2kmになる。
その差は100m少々か。
さほど速くはない。
私と同じくらいか。
5km地点まででどれくらい縮められるか。
スピードがのらいない時は先行するランナーに引っ張ってもらうのがいい。
と言ってもあまりに距離が開いているので、彼女には引っ張っているという意識はないだろうが。
マラソンのテレビ中継などでは40秒以上離れてはいけないという。
背中が見えなくなると追いかける意欲が消えてしまうからだという。
マラソン選手で40秒は200mになる。
私のようにキロ6分だと100mは36秒になる。
ということは40秒以上は離れていることになる。
背中を見据えて追いかける。
少しづつだが背中が大きくなってくる。
5kmポイントを通過する。
その差は60mくらいか。
ここは遊歩道に50mごとの表示があるのでほぼ正確にわかる。
この2キロ弱で半分に詰めたことになる。
5kmは「29:49」
ということは30分を切れた。
身体はこの走りで軽くなってきている。
このリズムでいけば、10kmで貯金が増やせることになる。
とすれば総合でキロ6分を切れることになる。
額には汗が浮いている。
でも垂れ落ちるほどではない。
このままいけば7kmあたりで彼女に並ぶことになるのだが。
6kmで40mほどになった。
だが、ここから全くつまらない。
逆に時々引き離されるようになる。
差が大きくなったと思ったときは、意識して追うようにする。
これきついが、引っ張ってもらうということはそういうことである。
しかし、8kmで彼女は別のコースへと別れていく。
ついに40mほどの差は縮まらなかった。
10kmまであと2km。
このバトルもどきで足が動くようになっている。
このままのペースを保てれば10kmの貯金が溜まってくる。
10kmは「59:14」である。
まさに彼女サマサマである。
この5kmスプリットは「29:26」、走れた!、といった感じになる。
約45秒の貯金ができた。
身体は動いているし、疲れでペースダウンしても1時間30分は切れそうである。
6時半で気温はまだ上がってこない。
目に日射しが入らないように帽子で影を作る。
目から疲れを感じることは度々ある。
アレ!と思う。
後ろに足音である。
スーと抜いていった。
前回のオッサンである。
今日は手も足も出なかった。
追いかけることもできなかった。
走るたびに差が開いていった。
「オッサン、速いじゃん!、先週のアレは私をバカにしたのか!」
オッサンが折り返してきてすれ違ったが、顔も見たくなかった。
ラスト2kmでまだ30秒の貯金が残っていた。
キロ6分はもらった、である。
フィニッシュは「1:29:24」で、前々回と同じタイムになる。
10月に入り、そして走り始めたときの身体の重さからは考えられないタイムである。
あの、女性に感謝感謝である。
● やはり10月、朝7時で朝日がギラギラになってきている
【 15km 1時間29分24秒 キロ5分58秒】
5km 29:48 29:48
10km 29:26 59:14
15km 30:10 1:29:24
5km 29:54 29:54
10km 30:14 1:00:08
15km 30:00 1:30:08
【前々回 9月22日 15km 1時間29分24秒 キロ5分58秒】
5km 29:25 29:25
10km 29:43 59:08
15km 30:16 1:29:24
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