2016年8月31日水曜日

華麗なるリベンジ 15km走:1時間29分06秒 「米だけの酒」の話

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● このお酒おいしい

今日は8月31日、冬の終わり日である。
明日から暦的には春である。
前回は全くみっともないタイムで走ってしまったので、今日はそのリベンジである。
冬が終わるとなかなかキロ6分は切れなくなる。
今日は最後の6分日になるかもしれない。

キロ6分=1時間30分で走るには、まず初めの5kmを30分で走らないといけない。
それによって体にスピード感を慣れさすことが必要になる。
入りの1kmは6分11秒、これならいい。
息も上がっていない。
天候は気温は低く、微風、曇り空、前回とは大きく違う。
これなら行けそうである。
2キロで12分、これでキロ6分となる。
なるべき気張って、5kmを29分45秒で通過する。
予定より15秒速い。
額にうっすらの汗であるが、まったく気にならないほどである。
日射しは雲に隠れている。
条件は最高である。
これを次の5kmまで保持できるかである。

スピードは緩めない。
速さに身体と足を覚えこませるためである。
でも、終盤の5kmで大失速する可能性もある。
その時はその時である。
29:22で10kmを通過。
この5kmは平均キロ5分53秒くらいで走ったことになる。
調べてみたら、中盤のこのタイムは最高記録である。
トータルで59分07秒。
1分弱の貯金である。 

やはり10kmを過ぎると足が鈍る。
前の5kmが速すぎることもある。
6分を越えてくる。
貯金を使いながら、何とか1時間30分=キロ6分で走り切ることが目標になる。
ラスト300mの直線でスパートできれば、10秒は稼げる。
よってこの5kmはキロ6分10秒くらいで行かれればいい。
でも、今日は冬日の最後のランである。
手は、というより足は抜かないで走りたい。
ラスト500mでまだ30秒以上の貯金がある。
スパートしてフィニッシュ。
この5kmはほぼ30分。

全5kmスプリットで30分を切れたのは最高タイムを出した後に続く2回目。
つまり、2番目のタイムでゴールしたことになる。
前回より3分20秒ほどいい。
距離に直せば550mくらいになる。



汗はほぼかかなかった。
日射しに合わせて帽子の位置を変えることもなかった。
つまり、気象条件に恵まれたということである。

【15km 1時間29分06秒 キロ5分56秒】
5km    29:45    29:45
10km   29:22    59:07
15km   29:59   1:29:06


【前回 8月23日 15km 1時間32分29秒 キロ6分10秒】
5km    30:30    30:30
10km   30:21   1:00:51
15km   31:38   1:32:29

【前々回 8月10日 15km 1時間28分26秒 キロ5分54秒】
5km    29:32    29:32
10km   29:28     59:00
15km   29:26   1:28:26

 次回は春である。
急速に暖かくなるだろう。
ちょっとしたわずかは気象条件の変化でキロ6分は走れなくなる。
どこまで走れるだろうか、ということになる。


話は変わるが、走り終わって帰ってくるとまず血圧を測る。
走り終わったあとは確実に下る。
その代わりに脈拍が大きくなる。
そして、気付けにお酒を飲む。
通常はワインだが、量を多く飲んでも酔わないところがいい。
だが今日はそれを切らしていた。
そこで先日もらった「米だけの酒」というのをはじめて飲んでみた。
少し甘口で飲み易い。
日本酒は度が強いのだが、これ度数は変わらないのにさほど酔がこない。
何しろ空きっ腹で、体力消耗時なので、酔は厳禁である。
日本にいたときにはこういうお酒はなかった。
最近はいろいろな種類のお酒が出まわっていて、おもしろそうだが、年なのでそれ以上はいかない。
ところで「米だけの酒」ってどんな酒なのか検索してみた。
やはり少々難しい。


日本経済新聞 MONO TRENDY 2013/12/24
http://style.nikkei.com/article/DGXNASFK1903O_Z11C13A2000000?channel=DF260120166493&style=1

純米酒と「米だけの酒」、生酒と生貯蔵酒 何が違う?

 
●「米だけ」をうたった日本酒。一番右は普通酒、左の2本は純米酒に分類される

スーパーの酒売り場を歩いてみると、紙パックに入った日本酒がずらりと並んでいた。
パック酒といえば醸造アルコールや糖類を添加した「安酒」のイメージがあるが、実は純米酒も結構多い。
中には「米だけの酒」という商品名の日本酒もいくつか見つかった。
この「米だけの酒」、「純米酒」と同じ意味かと思いきや、そうではないらしい。
純米酒と米だけの酒、何が違うのか。

■「こうじ米の量」「清酒を添加」「規格外米」……

「純米酒の規格に該当しません」――。
スーパーで見つけた「米だけの酒」には、商品名の横に小さな文字で注意書きがあった。
純米酒ではなく普通酒だという。
同じ棚には、違う酒造会社の純米酒と銘打った「米だけの酒」も置いてある。
どちらも「米だけの酒」なのに、片方は純米酒でもう片方は普通酒。
どういうことなのか。

「純米酒の表示基準に該当するかしないかの違いです」。
酒文化研究所(東京・千代田)を訪れると、狩野卓也社長が教えてくれた。
国税庁によると、純米酒には3つの要件がある。
(1):使用原料はコメと米こうじ(白米にこうじ菌を繁殖させたもの)のみ
(2):こうじ米(米こうじ用のコメ)の使用割合が15%以上
(3):農産物検査法で3等以上に格付けされたコメを使っている



純米酒と表示していない「米だけの酒」は、このうち(2)か(3)に該当していないことになる。
狩野社長は
「酒造会社により製法は様々ですが、例えばコメを溶かして液状にしてから仕込む手法があります。
 効率的に造れますが、こうじ米の使用量が少なくなり、純米酒とは表示できなくなる可能性があります」
と話す。
「米だけのやさしい思いやり」を製造している小山本家酒造(さいたま市)では仕込みの段階で清酒を一部使うため、純米酒規格に該当しないという。
ただし加えるのは「米だけの酒」なので、「米だけ」という表示自体は間違いではない。
清酒を加えることで「味に特徴を出す」狙いがあるとしている。

■2004年、純米酒の定義から「精米歩合70%以下」外す

普通酒扱いの「米だけの酒」には、「純米酒の規格に該当しません」などの注意書きが添えられている
紙パックの純米酒に共通するのは精米歩合、つまりコメの削り具合だ。
精米歩合とは米粒を外側から削ったときに残る度合いを指す。
比率が低いほど削る量が増え、それだけ多く原料米を使うことになる。
沢の鶴の「米だけの酒」は75%、
 日本盛の「お米だけの酒 辛口」も75%。
コメだけの酒はあまり削らないものが多い。
一般的に、米粒の外側部分に多く含まれているたんぱく質や脂肪分は、日本酒の雑味の原因となりやすい。
雑味が少なく香りが高い吟醸酒は60%以下(40%以上削る)
大吟醸酒は50%以下(50%以上削る)と、
高級な酒ほど多く削る傾向がある。
ただ最近ではあまり削らなくても雑味を抑える醸造技術が進んでいるという。



こうした「米だけの酒」の多くは、純米酒であっても「米だけの酒」という名前を前面に出している。
なぜこの名前にこだわるのか。
「商品が登場したころの表示基準では純米酒を名乗れなかったので、『米だけの酒』としました。
基準が変わった現在では純米酒を名乗れますが、
商品名が浸透しているので、そのままにしてあります」(沢の鶴)

「米だけの酒」は1998年、沢の鶴が初めて紙パック入りで商品化した。
当時、国税庁の表示基準では「米だけの酒」は純米酒ではなかった。
「精米歩合70%以下」という基準があったからだ。

しかし沢の鶴の「米だけの酒」がヒットしたことで各社が追随。
「米だけ」をうたった日本酒が急増した。
新ジャンルとして定着したことを受け、国税庁は2004年、純米酒の要件を変更
醸造設備の開発、製造技術の進歩により、精米歩合70%以下の要件に該当しない清酒(いわゆる米だけの酒)であっても純米酒の品質に匹敵するものが製造できるようになった」
として、それまでの「精米歩合70%以下」という条件を外し、精米歩合を明示するよう義務付けた。
さらには「こうじ米の使用割合15%以上」を追加したのだ。

基準変更後、沢の鶴など多くの酒造会社が「米だけの酒」を純米酒と表示するようになった。
ただし既に定着している「米だけの酒」はそのまま商品名として残した上で、純米酒であることを書き加えた。

一方、純米酒基準を満たさない「米だけの酒」は、その名前のすぐ近くに「純米酒ではありません」などの説明表示が義務付けられた。
国税庁によると、8ポイント(縦幅約2.8ミリ)の活字以上の大きさで書く必要があるという。
こうして純米酒と普通酒、2タイプの「米だけの酒」が流通することになったのだ。

■生酒と生貯蔵酒の違いとは

何ともすっきりしない日本酒の表示ルール。
純米酒や吟醸酒など製造方法についての違いのほか、製造後の貯蔵方法についてもややこしい区分がある。



「生貯蔵酒」と聞くと、どんな酒を思い浮かべるだろうか。
「生」というからには加熱処理をしていない酒と思いがちだが実は違う。
絞ってから1度も加熱していない酒は「生酒」といい、
「生貯蔵酒」は出荷前に1度だけ加熱したものを指す。
日本酒は通常、絞った後と出荷前の2回、低温で加熱殺菌を行う。
加熱回数が少ない方がより風味が残るが、その分保存にも注意が必要だ

生詰酒」もある。
こちらは絞った後に1度加熱して、出荷時には加熱しない。ここ数年で広がってきた「ひやおろし」もこのタイプだ。

「ひやおろし」は新酒を数カ月間寝かせ、秋になってから出荷する酒のことで、秋の風物詩として定着しつつある。
ただ最近では「2度加熱したものも『ひやおろし』として認めようという議論が業界内にある」(酒造会社)という。

これまでは気温が十分下がってから出荷していたため、出荷時の殺菌は不要だった。
しかし業界内にはもっと早くから出荷したいとの声があり、そのためにも2度目の加熱を容認すべきとの意見があるようだ。
そうなるとますます「生」の意味が曖昧になってしまう。

純米酒と米だけの酒、さらには生酒と生貯蔵酒、生詰酒。それぞれに事情があり、違いがある。多様性を楽しむのも日本酒の味わい方の一つではあるが、その複雑さが日本酒の「選びにくさ」につながっている面も否めない。





【翌日】
翌日、fujimartへいったらこの「米だけの酒」が置いてあった。
それも、1.8リットルのパックで。
値段は25ドル。
ワインを買う予定であったが、つい手が出て代わりにこれを買ってしまった。


● Fujimart で売っていた

 なを、隣に並んでおいてあったのが純米酒。
 これにも手が出てしまった。
 この純米酒、2リッターで18.5ドル。
 1.8リッターに直すと17ドル弱になる。
 ここのリカーショップで目にする日本酒はオーストラリア生産の「豪酒」で、確か900mlで20ドル少々。
 とすると倍入っていて半値以下とはえらく安い。
 お酒の値段なんて上限はきりがない。
  
 フジマートで日本のお酒が変えるようになったのは最近のことである。
 法律が変わったようである。
 ただし、お酒だけ買うことは出来ない。
 別の食品を合わせて買わないといけない。
 でも10ドル買えば、その3倍のお酒、つまり30ドルまで買えるということなので、まるで不便さはない。
 週に一度は出かけるので、どうもワインから純米酒に好みが変わりそうである。



● 日本酒が買えます

【後日】
 後日、またフジマートへ寄ったら違う「米だけの酒」があった。
 量は2リッター、値段は沢の鶴と同じである。
 やはり買ってしまった。


● 「都ほまれ」である

 問題は左側の表示である。
 「純米酒の規格に該当していません」
とある。



 以前、純米酒の規格に該当しなかったので「米だけの酒」という表示を使った。
 しかし、その後規格が改正され米だけの酒」も純米酒に分類されることになった。
 だが表示はそのまま残り「純米酒 米だけの酒」となった。
 しかるに今度は改めて純米酒に該当しない「米だけの酒」が出てきたことになる。
 ちなみにこの製造月日は「Production : 28/06/2016」となっており、今年のお酒である。
 研究開発によって現行の規格基準に適合しない新しいタイプのお酒が生み出されたということなのだろうか。

  下は純米酒である。



純米酒にもピンからキリまであるようで、箱の酒ではだいたい25ドルくらい。
 菊正宗のように30ドルを超えるものもあるが、だいたい25ドルが上限である。
 瓶入りになると、60ドルくらいのものも置いてある。



 上は「米だけの酒」の純米酒である。




【 南のおーきな島・小粒な大陸 】



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2016年8月30日火曜日

『キンドル』:うまく活用できるように」なりたいものである

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 先日、キンドルを手に入れた。
 と言っても、下の記事のようなものではなく、単品で電子本を購入して読むというタイプのものである。
 はじめに読んだのは、タダのマンガ「こちら亀有公園前派出所」。



 テスト用にと電子書籍を買ってみた。
 「古寺巡礼」の入った和辻哲郎の本。
 なんと「99円」
 でも使い方がよく分からず、それから先に進んでいない。
 理由は2つあって、一つは手持ちの本がそれなりにあって不自由ではないこと、
 もう一つはサウスポートでもランナウエイベイでも公共図書館に行けば大量の日本語本があり困らないことである。
 ときには、gogomartの隅にある中古本から面白い文庫本を探し出すこともある。
 ここに来た頃は、図書館には日本語本など数冊しかなく、それもえらく古い小さな活字の本であった。
 手持ちもなかったため、読みたくなると前のSUNMARTの2階に古本コーナーがあって、ここに入り浸っていた。
 ここで買った本も多い。
 たとえば、単行本で宮城谷晶光の『太公望 上中下』、『晏子 上中下』などを手に入れている。
 その頃は活字に飢えていた。
 その後、図書館に日本語本が置かれるようになり、それも月日とともに数が増え、まともに読んだら死ぬまでに読み切ることはできないだろうというほどになっている。
 こうなると、日本語活字に対する渇望は自然と消えていく。
 そして電子書籍の出現である。
 さて、これをどのように使いきるのか、問題は山積である。
 まずは慣れからである。
 
 ちなみにいうと、今読んでいるのは塩野七生の『海の都の物語 正・続』である。
 もちろんこれは日本からのものである。
 3年くらい前にベネチアへいって、ここからアドリア海・エーゲ海の一週間ほどのクルージングをした。
 オーストラリアへの行きがけ帰りがけによったシンガポールを除けば、私は海外旅行はしたことがない。
 アメリカもヨーロッパもハワイも中国も韓国も香港も台湾も行ったことがない。
 これがはじめての海外旅行で、それがベネチアからのクルージングだったのである。
 そのことがあって、この本に出てくる海理的様子(地理的ではない)がわかりやすく、内容がオモシロク感じられるのである。
 本の話は別の機会にする。
 



ニューズウイーク 2016年8月29日(月)17時30分 渡辺由佳里(エッセイスト)
http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2016/08/post-5731.php

「キンドル読み放題」の隠れた(けれども大きな)メリット

<日本でもようやくスタートしたKindle Unlimited。
 約2年前にスタートしたアメリカでもそのメリットとデメリットが議論されているが、何より大きなメリットは減少する「読書人口」を取り戻すところにある>



 アメリカでは2014年7月に始まったアマゾンのKindle Unlimited(キンドル読み放題)サービスが、今月ようやく日本でもスタートした。
 アマゾンがリストアップした12万冊以上の本、コミック、雑誌および120万冊以上の洋書作品が、月額980円で読み放題になるというものだ。

 アメリカでは、オーディオブックも「読み放題」で読める作品があるが、日本のサービスには含まれていない。
 その代わりに、コミックを含む和書と洋書の両方が楽しめるメリットがある。
 筆者はアメリカでの公式スタートよりも前から、2年以上Kindle Unlimitedを使っている。
 その体験から、
 「毎月980円払う価値があるのだろうか?」
といった疑問も含めて、メリットとデメリットを見てみたい。

【参考記事】日本版「キンドル・アンリミテッド」は、電子書籍市場の転機となるか

 アメリカのKindle Unlimitedについてよく見かける批判は次のようなものだ。

■利用者サイド:
1):読みたい本があまりない
2):Kindle Unlimitedにリストアップされているのは、一定の水準を満たしていない作品ばかり
3):自費出版の安い作品の場合には10冊以上読まないと元が取れない。
 それなら、買ったほうが安い

■作家サイド:
1)読者が本を買ってくれなくなる

 アメリカの場合、Kindle Unlimitedのリストには「ハリー・ポッター」シリーズなど大手出版社の作品も多く含まれている。
 けれども、大部分はAmazonの出版部門や自費出版の作品だ。
 大手出版社から出版できる基準に達していない作品もかなりの数ある。
 それらの多くは、「0.99ドル」程度なので、たしかに10冊以上読むのでなければ元は取れない。

 しかし、この2年間でその様相は大きく変わってきている。

 まず、アマゾンの出版部門からもベストセラー作家が誕生するようになった。
 「アマゾン・パブリッシング」のミステリー/スリラー専門ブランド「Thomas & Mercer」から発売された『The Wayward Pines』三部作は、アマゾンのベストセラーになっただけでなく、フォックステレビでドラマシリーズになった。
 著者のBlake Couchは一躍有名作家となり、大手ランダムハウスの傘下にあるCrownに移籍して発売した『Dark Matter』も話題作になっている。

 逆に、大手出版社からアマゾン・パブリッシングに移籍する作家もいる。
 O.J.シンプソンの元妻殺害事件で主席検察官を務めたマーシャ・クラークは、検事を辞めた後にミステリー作家に転じ、大手出版社のアシェットから犯罪小説を出版した。
 4年間で6冊という人気シリーズだったが、クラークはその後「Thomas & Mercer」に移籍して今年新たに別のシリーズを開始している。

 同じアシェットのSF・ファンタジー部門であるOrbitから人気シリーズを出していたレイチェル・アーロンは、アマゾン・パブリッシングではなく自費出版に切り替えて、Kindle Unlimitedで新シリーズを提供している。

 アマゾン・パブリッシングや自費出版という形態でKindle Unlimitedに作品をリストしていても、クラークやアーロンはアマチュアではない。
 ちゃんと文芸エージェントがついているプロであり、作品の完成度も高い。
 アーロンの「Heartstrikers」の第一巻『Nice Dragons Finish Last』のオーディオブック版は、Audio Publishers Association (APA)が優秀なオーディオブック作品に与える「Audi賞」も受賞している。

 文芸の分野はまだ遅れているが、SF・ファンタジー、YAファンタジー、ミステリー、スリラー、ロマンスといった分野では、「アマゾン・パブリッシングの作品」や「自費出版の作品」に対する評価も高まりつつある。

 日本の洋書ファンにとっては、使いこなせば絶対にお得なサービスだ。

【参考記事】「世界最大の書店」がなくなる日

 では、作家サイドのデメリットはどうだろうか? 
 Kindle Unlimitedは、売れっ子ではない作家にとってはかえって得だという。

 トップクラスの作家の場合、大手出版社はPRに力を入れるし、書店で平積みにもしてもらえる。
 だが、そうでない作家はなかなか読者に見つけてもらえない。
 Kindle Unlimitedにリストアップされると、読者の目に触れ、ランキングも上がる。
 ただでPRしてもらっているようなものだ。

 そしてKindle Unlimitedの場合には、読者が読んだページに応じて支払いがある。
 情報投稿サイト「The Winnower」で紹介されている例では、定価2.99ドルの作品を売った場合の印税2ドルに比べ、Unlimitedでの支払いのほうが0.68ドル高かったという。
 先に出てきたレイチェル・アーロンも同趣旨のブログ記事を書いている。

 刊行した作品がすぐに古本屋で販売される日本の場合、読者が「本」という媒体を買っても印税が入ってこないこともある。
 日本の作家の場合、Kindle Unlimitedで読者が読んでくれた方がお得ということになる。

 Kindle Unlimitedには、もうひとつ隠れた(けれども大きな)メリットがある。
 それは、「読書依存症の人を増やす」ことだ。

 本の販売数が減っている原因のひとつは「時間の奪い合い」だ。
 かつてのライバルはテレビくらいだったが、インターネットが普及してからは、現代の人々はゲームやソーシャルメディアに時間を奪われて、読書の時間どころか寝る暇もない。

 だが、「読み放題」でいくらでも本を試せるとなると、ビュッフェのような心境になりがちだ。
 食べ放題のビュッフェでは、お腹がいっぱいでも、あれもこれも皿に乗せてつい食べ過ぎる。
 キンドル読み放題でも、「面白そうだな」と思った本をどんどんKindleに入れられる(同時には10作品まで)。
 ちょっと読んで気に入らなければ、さっさと見捨てて別の作品を試せばいいし、これまで馴染みのないジャンル(味)にも手を出せる。

 そうしているうちに、思いがけない作品や作者と出会い、そこからシリーズまるごと読み続けてしまうこともある(筆者の場合は上記のレイチェル・アーロンの作品がそうだった)。
 それがコミックであっても、雑誌であっても構わない。
 読者をインターネットやソーシャルメディアから奪うことができれば、「読書人口」のパイそのものが大きくなる。

 「くだらない作品を沢山読んでも仕方がないだろう」という批判は野暮だ。
 選択眼は、多くの本を読むことによって身につくもの。
 「読みたいものを、読みたいだけ読む」、そして多くの作品の中から隠れた名作を見つける。
 そのゲームを楽しむ人が増えれば、出版業界そのものが活気づいてくれるのではないだろうか。

≪筆者のコラム「ベストセラーからアメリカを読む」の記事はこちら≫
http://www.newsweekjapan.jp/watanabe/




【 南のおーきな島・小粒な大陸 】



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2016年8月24日水曜日

希望のない最小の島国ナウル:人口をオーストラリアに移住させる計画はなぜ頓挫したか

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ニューズウイーク 2016年8月17日(水)20時33分 ジェーン・マカダム(豪ニューサウスウェールズ大学教授、専門は国際難民法)
http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2016/08/post-5669.php

希望のない最小の島国ナウルの
全人口をオーストラリアに移住させる計画はなぜ頓挫したか
How the Entire Nation of Nauru Almost Moved to Queensland


● (写真は2001年、オーストラリアなどの先進国が資源を掘り尽くした後、農業もできなくなったナウルの土地)

<南太平洋に浮かぶ世界最小国の1つナウル。
 オーストラリアはこの小さな島国に金で難民を引き取らせ、劣悪な環境にも見て見ぬふりをしていると非難される。
 しかしそのオーストラリアも、、自らの資源採掘で不毛の地と化したナウルを全戸移住で救おうとしたことがあった。
 計画はなぜ頓挫したのか。
 それは、ナウルと同様、海面上昇による水没の危機に危機に直面する南太平洋の島々にも重大な教訓を投げかけている>

 南太平洋の島国ナウルは、面積約20平方キロ、人口約1万人の世界最小国の1つ
 オーストラリアでは、インドネシアなどを経由して豪州沿岸を目指す
 ボート難民が強制的に移送される太平洋の島国として有名だ。
 移送しているのは豪政府で、ナウル政府には難民受け入れの代償に大金を払っている
 ナウルでの難民の環境は劣悪で、オーストラリアでも問題になってきた。

 だが豪政府が1960年代、自国の島の1つにナウルの全世帯を移住させる計画を進めていたという事実はあまり知られていない。

 難民収容所の職員による児童虐待や性的暴行など、難民が劣悪な環境に置かれる実態が次々と暴かれるナウルで、過去に幻の移住計画が存在していたというのは皮肉なめぐり合わせだ。
 またナウルと同じく気候変動による海面上昇で国土消滅の危機に直面する太平洋島嶼国にとっては、いざとなれば全国民をどこかへ移住させればよいという甘い考えが現実には通用しないかもしれないという教訓だ。

【参考記事】難民収容所で問われるオーストラリアの人権感覚

■資源収奪の責任を認めて

 20世紀に入って、ナウルの豊かな資源に目をつけたオーストラリアとイギリス、ニュージーランドは、化学肥料に使われるリン鉱石を掘り尽くし、国土のほとんどを丸裸にした。
 あまりの惨状に、科学者たちは1990年半ばまでにナウルでは人も住めなくなると警告した。
 島の復興には途方もない費用がかかるため、残された選択肢は「全国民の計画移住」しかないと考えられた。

 1962年、当時のロバート・メンジーズ豪首相は、リン鉱石の過剰な採掘によってナウルの経済発展や農業の機会を奪った責任があると認めたうえで、オーストラリアを含む3カ国は「ナウル国民が納得できる未来を差し出す明確な義務を負う」と語った。
 その義務とは、ナウルの全住民が集団移住できる島を新たに探し出すか、一国もしくは3カ国が分担して住民の移住を受け入れるかの、二者択一を意味した。

 同年、豪政府はナウル移住計画を策定する統括者を新たに任命し、太平洋に「有望な島」が残っていないか、徹底的に調査させた。
 フィジーやパプアニューギニア、ソロモン諸島、豪州北部のノーザンテリトリー周辺海域に至るまで候補地を探したが、結局どこも不適当とされた。
 十分な仕事がなく、地元住民の反対もあったからだ。

 クイーンズランド州のフレーザー島も候補に挙がったが、移民を支える経済的な見通しが立たないのを表向きの理由に、政府が却下した。
 実際は、林業界から猛反発があったとされる。

■カーティス島への移住計画

 1963年になって、クイーンズランド州グラッドストンの近くにあるカーティス島が正式な候補地として選ばれた。
 当時この島は私有地だったが、豪政府が購入し国有化したうえで、ナウル国民に対し土地を自由に保有する権利を与える計画だった。
 構想では、牧畜や農業、漁業、商業などの経済活動を確立させ、住居やインフラも整備。現在の価値で2億7400万豪ドルに上る費用は、支援国が分担することとした。

 だがナウルの住民は、カーティス島への移住を拒否した。
 白人のオーストラリア人と同化してナウル固有のアイデンティティを失うのがいやだったからだ。
 それに多くの住民は、加害者の豪政府にとって、島の完全復興にかかる莫大な費用に比べれば移住費用はたかが知れており、負担回避だと反発していた。

 一方の豪政府も、カーティス島の主権放棄を拒んでいた。
 ナウル人はオーストラリア国籍を取得でき、広範な自治権も付与されるが、カーティス島がオーストラリア領であることに変わりはないという立場だ。
 計画はナウル国民の希望に沿う誠実で寛大なものだと自画自賛していたメンジーズ政権は、予想外の反発に苛立ち、態度を硬化させた。
 結局、移住計画は幻に終わった。

 2003年にこの問題が再浮上したことがある。
 当時のアレクサンダー・ダウナー豪外相が、ナウルは「財政が崩壊しており、将来の発展が見込めない」と発言。
 具体的な解決策として、ナウル政府に対して全住民の国外移住を再提案したのだ。
 だがナウルは、オーストラリア領に移住すれば国家としてのアイデンティティや文化が失われるとして取り合わなかった。

■太平洋上の計画移住

 昨今、キリバスやツバルのように気候変動による海面上昇で水没の恐れがある太平洋島嶼国に対して、「計画移住」を盛んに勧める風潮がある。

【参考記事】モルディブの海中閣議は茶番

 だが、計画移住には、住民の間に世代を超えて深い心の傷を刻んできた歴史があることを忘れてはならない。
 1945年、リン鉱石に目が眩んだイギリスがバナバ島の住民を半ば強制的にフィジーに移住させ、バナバ人がいまだ祖国の島に帰還できないまま今日に至っているように、太平洋の島国は強制移住による苦い過去を経験してきた。
 だからこそ、そうした島国の住民にとって、島外移住というのは最後の手段でしかない。
 あらゆる選択肢を真剣に検討し、丁寧な議論を尽くした末の移住計画でなければ、不幸な結果に陥るのが目に見えている。

 ナウルは気候変動の影響に極めて脆弱な国だ。
 リン鉱石の過剰な採掘により地表の90%で石灰石が剥き出しになっており、農業や産業を営むこともできない。

 失業率が非常に高く、雇用機会も不足、民間セクターなどないに等しい。
 オーストラリアのために難民収容施設を運営するだけで、何百ドルもの大金が流れ込んでくるというなら、どう考えても魅力的なビジネスだ。

 だが、強制的に移送された難民がナウルに定住するのは非現実的で持続不可能だということも、この国の破綻した経済状況を見れば明らかだ。
 劣悪な環境で子どもや女性に対する虐待が横行し身の安全すら確保できない収容所では、自殺を図る難民が後を絶たない。
 だが豪政府は人権団体からの相次ぐ批判をものともせず、難民をナウルへ移送し続けている。

【参考記事】オーストラリア「招かれざる客」を追い払え!

 脆弱なナウルは、金と引き換えに再びオーストラリアに搾取されようとしている。
 ナウルの未来は、今後もオーストラリアとの不健全な相互依存関係に翻弄されそうだ。
 そんななか、カーティス島の事例は、善意の有無に関わらず、「計画移住」は決して万能策ではないという教訓を示している。

The Conversation
Jane McAdam, Scientia Professor and Director of the Kaldor Centre for International Refugee Law, UNSW Australia
This article was originally published on The Conversation. Read the original article.



NNA 8月19日(金)8時30分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160819-00000009-nna-asia

【オーストラリア】 パプアニューギニアの悲哀

 初めて訪れたパプアニューギニア(パプア)の首都ポートモレスビーの町は、貧しいが一見平和な町に見えた。
  滞在したホテルから1キロほど先に、ホホラ市場(Hohola Market)があるのを見つけ、夕方6時頃にぶらりと訪れると、多くの市民が集まり、農産物などを広げていた。
 だが、しなびた野菜や果物をわずかに並べている程度で、買っている人はほとんどいない。
 市場どころか、難民収容所という雰囲気さえある。

 翌日、ホホラよりやや大きなコキ市場(Koki Market)にも足を運んでみたところ、ここはやや整然としていたが、やはり地元住民が食料品を調達する市場という雰囲気はなく、怪しげな雰囲気さえ漂う。
 驚いたのは、ひと握りの黒ずんだ古いピーナツが1キナ(約32円)などと、農産物価格がとても高いことだった。

 ホテルに戻り、ホホラ市場に行ってきたと男性従業員に言うと目を丸くして驚き、他の従業員と話題にしていた。
 現地に住むビジネスマンらにも話すと、皆一様に青い顔になって絶句し、それら2つの市場は外国人には極めて危険な場所として有名だと呆れられた。
 盗品取引場にもなっており、「襲われなかったのが奇跡ですよ」とまで言う。
 彼らのひとりも町で身ぐるみをはがされたことがあり、夕方以降は外を出歩かないと言うのに、わざわざワニがうようよいる川に飛び込んだわが愚行には、目を覆わんばかりだったのだろう。
 
 ■オニオン・クライシス
 
 現地関係者らによると、ポートモレスビーの治安の悪さはともかく、農産物価格が高いのは理由があるようだ。
 昨年から今年にかけて、パプアで「オニオン・クライシス(タマネギ危機)」と呼ばれる騒動が起きたことだ。
 それは、パプア政府が昨年8月に突然、タマネギやジャガイモなどの野菜や果物のほか、酪農製品の海外からの輸入を全面的に禁止したことだ。
 トムスコール農業相は公式的には、あくまでも食品検閲管理上の問題と、国内の農業を保護するのが目的だと説明した。
 主な野菜輸入元だったオーストラリアのクイーンズランド(QLD)州からは、年間320万豪ドル(約2億5,000万円)相当の野菜輸入が止まったという。

 だがこの政策は、輸入農産物に頼り切っていたパプア国民の食生活を大混乱に陥れた。
 不運にも、エルニーニョ現象による干ばつがパプアを襲ったため、国内農業保護策は実を結ばず、農産物の生産高はほとんど増えなかった。
 国内のスーパーで売られる食料価格はわずか数カ月で25%も上昇し、政府は輸入規制を11月に緩和せざるを得なくなった。
 世界食糧機関の最新リポートによると、パプアではいまだに20万人以上が食料支援を必要とする状態にあるという。
 
 ■オーストラリア依存からの脱却
 
 オニール首相は、政治的にも経済的にもオーストラリア依存から脱却したい意向で、今回の輸入禁止措置は、その意思表示のひとつとみられている。
 パプア国民の中にも、オーストラリアに対する、ナショナリズムが入り交じった複雑な劣等意識の存在を指摘する声は識者らの中で多い。
 
 パプアは1975年に独立するまでオーストラリアの統治下にあり、政治行政システムも同じ体制を共有している。
 いまだに行政機関にはオーストラリア人が何人もいるし、外国企業もオーストラリア人が中枢を占めている。
 オーストラリアだけに、豪ドルの対キナ相場は特別レートを提供されているというまことしやかな話まであるほどだ。

 昨年度のオーストラリア政府のパプアに対する政府開発援助(ODA)は5億5,000万豪ドルに上り、民間合わせた総投資額は180億豪ドルに達している。
 パプアの農業が発展して痛手を受ける国があるとすると、当然オーストラリアである。
 農産物の多くはQLD州から出荷されているほか、全売上高の3分の1を、パプアへの輸出や同国事業から得ているオーストラリア最大のコメ生産組合サンライスなどが打撃を受けるはずだ。
 
 ■オーストラリアが背後に?
 
 かつて統治していた国が発展するのはいいとしても、旧宗主国にすれば、自国の産業を脅かすようには発展してほしくないものだろう。
 その意味で、農業大国であるオーストラリアが、パプアの農業発展をどこまで寛容に見ていられるのか、というのは興味深いところだ。
 くしくもオーストラリアは8月、キース・ピット貿易次官をパプアに派遣し、オーストラリア主導で進めている経済連携構想である「太平洋諸国経済協力会議(PACER)」への協力を呼びかけたが、パプアはけんもほろろに袖にしている。
 パプアでは今年5月、オニール首相退陣を求めた学生暴動が拡大し、大きな社会問題になっていた。
 「オーストラリア政府が入ってきて介入し、オーストラリアの影響力を拡大させるべきだ」――。
 豪公共放送ABCはその際、反政府運動を主導する学生リーダーの声を声高に紹介していた。

2016年8月23日火曜日

最悪のタイム 15km走:1時間32分29秒 冬の終わりがすぐそこに

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先週はオリンピック・デイでパスした。
よって2週間ぶりになる。
このところ寒かったり暖かかったりで気温が安定しない。
冬の終わりがすぐそばにきているということなのだろう。

 6時半頃から走り始めたが、そこそこ陽が高く上がっている。
 この2週間ほどで、日の出がえらく早くなったような気がする。
 次回からは少なくとも6時にはスタートしないといけない。
 晴れで雲はない。
 そのせいで歩道にはウオーカーがたくさん出ていた。
 といっても、1キロで50人くらいであるが。
 いつもは10人少々ほどなのだが。
 気温もゆるゆるでこれまでの「低い」とは違っている。
 1キロ少々走ってハーハーである。
 体が重い。
 先週走らなかったせいか、それとも気象か、体調か?
 3キロはちょうどキロ6分でいった。
 右大腿部がやたら疲れている。
 中盤、終盤ならいざしらず、前半で大腿部に疲れが出てくるというのは、経験がない。
 
 5kmを30分半、ということはこの2kmはキロ6分半かかったことになる。
 少し気合をいれて、足を動かす。
 日射しがきつい。
 帽子を目深にかぶり、斜めにしたり、半バックにしたりで、日射しをさえぎるようにする。
 
 10kmまでのスプリットは30分20秒、前半よりたった10秒速いだけ。
 キロ6分(1時間30分)どころか、1時間31分台も危うい。
 どうやっても速さを感じない。
 32分台でなんとかまとめたい。
 33分を越えることがあったら、罰則ものである。

 あと500mである。
 大丈夫32分台で行かれる。
 ならばトータルで1時間32分30秒を切りたい。
 ラストスパートでギリギリの1秒弱の29分台でのフィニッシュである。



【15km 1時間32分29秒 キロ6分10秒】
5km    30:30    30:30
10km   30:21   1:00:51
15km   31:38   1:32:29

【前回 8月10日 15km 1時間28分26秒 キロ5分54秒】
5km    29:32    29:32
10km   29:28      59:00
15km   29:26   1:28:26

 前回と比べること4分遅れ、信じられないことである。
 この15kmの記録を取りはじめた7月14日のタイムよりさらに1分半ほど悪い。
 最低記録である。
 冬が終わると、どんどん気温があがり、日射しが強くなる。
 皮膚を焼かれ、汗にまみれるようになる。
 今日はそのハシリを味わったといったところかもしれない。
 平均キロ6分10秒、何おか言わんや。
 次回は、この最低記録を更新することのないようにしないといけない。
 まだ、夏は遠いのである。
 もうキロ6分を切って走れる時期は終わったということなのかもしれない。

 
 パークランドのゴールドコーストブリッジよりの一画がフェンスで仕切られイベント会場がつくられつつある。
 フェンスにカンバンがとりつけられていたので、走る足を止めて読んでしまった。



 「ドラゴン・フェステイバル」である。




 ドラゴン・フェステイバルとは「中国祭り」のことである。
 夜のライトアップ行事が呼び物のようである。
 中国はマルチカルチャル・フェステイバルにような多くの小さな文化の集合体のようなお祭りには参加せずに、独自に大きなお祭りを開催しているということである。
 それだけの力がある、ということでもある。
 それも、今週末から来月までという長期にわたって行われる。
 ちなみにチケットは子どもで14ドル、大人で20ドルである。
 
 ちなみにイベントびついていうと、今週末はゴールドコーストショウが行われる。
 開催期間はきん堂日の3日である。


ちなみにゴールドコースト・ショーの会場はバンドールの競馬場である。
 入場料は大人で20ドルである。




【 南のおーきな島・小粒な大陸 】



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2016年8月22日月曜日

2016 リオデジャネイロ オリンピック閉会式:五輪旗はドラえもんの東京へ

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● 五輪旗はTOKYOへ [小池百合子東京都知事]


● マリオからドラえもんへ [安倍晋三首相]


● 「see you in TOKYO」 [青森大学新体操部]


Record china配信日時:2016年8月22日(月) 11時30分
http://www.recordchina.co.jp/a148206.html

<リオ五輪>安倍首相がマリオになって閉会式にワープ!

 2016年8月22日、リオデジャネイロ五輪の閉会式に人気ゲーム「スーパーマリオブラザーズ」のマリオに扮した安倍晋三首相が登場し、4年後の東京五輪をアピールした。
 この演出に中国のネットユーザーが反応を示している。

 現地時間21日夜に行われた閉会式では、和服姿の小池百合子都知事に五輪旗が手渡された。
 安倍首相が登場したのは東京五輪を紹介する場面。
 PR映像の中で
 マリオに変身した首相はドラえもんの道具でリオへと穴を掘り、
 日本から土管を使ってあっという間に「ワープ」。
 閉会式会場に用意された特大の土管から現れたマリオが衣装を取ると、スーツ姿の安倍首相が現れるという仕掛けだった。



サーチナニュース 2016-08-22 20:11
http://news.searchina.net/id/1616972?page=1

リオ五輪閉会式に日本のキャラ登場、
中国「日本らしさが詰まっていた」

 リオ五輪が現地時間8月21日(日本時間22日)に閉会式が行われ、17日間にわたる熱戦に幕を閉じた。
 閉会式では2020年の東京五輪を紹介する映像が流れ、キャプテン翼やドラえもん、スーパーマリオといった世界で誰もが知る日本のキャラクターたちが登場した。

 中国メディアのIT之家は22日、リオ五輪の閉会式で
 「スーパーマリオやドラえもんなど、二次元の有名キャラクターたちが8分間にわたって東京五輪のPRを行った」
ことを伝え、
 「アニメや漫画は日本独特の文化であり、日本らしさが詰まっていた」
と紹介した。

 記事は、小池百合子東京都知事が五輪旗を引き継ぐと同時に、キャプテン翼やハローキティ、ドラえもん、スーパーマリオといった「誰もが知るキャラクターが映像のなかで登場した」と紹介。
 さらに、日本はリオ五輪の閉会式で
 「ハイテク感あふれる映像によって、自国のハイテク能力を存分に示した」
と伝えた。

 記事は、東京五輪を紹介する映像を紹介しつつ、日本が持つ豊富なコンテンツと世界に通用するソフトパワーに対して羨望の色をにじませている。
 高層ビルの映像によって日本の現代的な姿を示しつつ、世界で知られるキャラクターたちが日本の親しみやすさをアピールした映像は、4年後の東京五輪を待ち遠しくさせる内容であり、非常に良い出来だったのではないだろうか。



Record china配信日時:2016年8月22日(月) 12時50分
http://www.recordchina.co.jp/a148207.html

<リオ五輪>閉会式の東京五輪PRを中国ネットが絶賛、
「東京で開会式を見てみたい!」
「安心して迎えられそう」



2016年8月22日、リオデジャネイロ五輪の閉会式で繰り広げられた4年後の東京五輪を紹介する一連の演出が、中国で高い評価を得ている。

 中国メディアはこの演出を「東京8分間」と表現。
 騰訊体育は「“東京8分間”は圧倒的な華やかさ」と題する記事で、
 「日本国歌が演奏される中、マラカナン競技場に巨大な日本国旗が登場した。
 そして世界各国の言葉で『ありがとう』の文字。
 その後放映されたPR映像で五輪開催に向けた決意と温かい気持ちが示された」
 「映像はさまざまな競技シーンと日本文化を融合させたもので、競泳の北島康介氏や『キャプテン翼』『ドラエもん』など現実と架空の人物が登場
 最後に『スーパーマリオブラザーズ』のマリオに扮した安倍晋三首相が会場中央の土管から出現し、8分間の演出が幕を開けた」
と報じた。

 その後のパフォーマンスではAR技術を使った東京五輪33競技の紹介や光を駆使した華やかなダンスが繰り広げられ、東京の美しい夜景が登場する場面も。
 最後は「SEE YOU IN TOKYO」の文字が浮かび、観客からは大歓声が上がった。

 「東京8分間」について中国中央テレビは中国版ツイッター・微博(ウェイボー)で
 「日本は『ハイテク』によって国のイメージを作って来た。
 2020年に我々はどれだけのハイテク要素が取り入れられた五輪を体験できるのだろう?
 東京に期待しよう!」
と紹介。
 ネットユーザーからも演出を絶賛する声や東京五輪を期待する声が多く聞かれ、
 「東京にとても期待している。
 日本人は真面目だからブラジルのような工事遅れなどというミスはないはず」
 「4年後は絶対に東京に行って開会式を見てみたい」
 「安倍首相には好感持っていないけど…このパフォーマンスは良かった」
 「応援団を組んで20年は東京に!」
 「東京なら中国選手は時差を心配する必要はないし、応援する我々だって徹夜しないで済むしね」
 「中国の指導者にマリオに変身する勇気はあるだろうか?」
 「開会式でもっとアニメが採用されることに期待している」
 「東京五輪は安心して迎えられそう。
 日本人は礼儀正しいからリオのようなトラブルはないだろう。それに同じアジアの国だし!」
などのコメントが見られた。


BuzzFeed Japan 8月22日(月)15時50分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160822-00010001-bfj-spo&p=2

【リオ五輪・閉会式】「安倍マリオ」が話題 
でも、ポケモンが登場しなかったのはなぜ?

 
●マリオに扮して会場に登場した安倍首相

 リオ五輪の閉会式で披露された東京のショーが話題だ。
 日本を代表するオリンピアンと、アニメやゲームのキャラクター、マリオに扮した安倍晋三首相が登場する映像が特に注目を浴びている。
 BuzzFeed Newsは、東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会に、企画の意図を聞いた。

■日本のカルチャーを世界へ

--ショーの意図、キャラクターの選定基準を教えてください。

 閉会式で披露したショーは、日本、東京をプレゼンテーションする役割を担っています。
 全世界の共通認識として、日本や東京の持つ強いコンテンツの一つが、アニメやゲーム、マンガです。
 そこで、2020年への準備が始まり街が盛り上がっていることとともに、日本を代表する文化の一つであるアニメやゲーム、マンガを世界に広く紹介したいと考えました。
 映像には、キャプテン翼、パックマン、ドラえもん、ハローキティ、スーパーマリオが登場します。
 キャラクターは、日本だけではなく、世界で広く知られているキャラクターであること。
 そして、ショーの演出内容に合致したキャラクターが、それぞれの役割を担うことを前提として選びました。
 たとえば、キャプテン翼は、いま世界で活躍しているサッカー選手も読んだことのある、大きな影響を与えているスポーツマンガです。
 またパックマンは、1980年に発売されて以来、世界で愛されているゲームです。

--いま話題の「ポケモン」が登場しなかったのが気になりました。

 確かに「ポケモンGO」の流行で、世界的に盛り上がっています。
 しかし、我々がショーの検討チームを立ち上げたのは2016年1月のこと。
 そのタイミングで、日本や東京の文化をどう発信するかを考えました。
 今回起用したスーパーマリオは、主役として登場するゲームソフトの累計販売本数が全世界で3億2000万本を超えています。
 それに比べると、ポケモンの世界での知名度は低いと判断し、また演出上の役割も検討した上で、今回は登場させないことになりました。

(編集部注:株式会社ポケモンによれば、ポケモンシリーズの世界累計販売本数は、
2016年2月末時点で2億本)

--2020年のショーも、同じ方向性のショーを検討しているのでしょうか。

 現段階においては、まだ何も決まっていません。
 2017~2018年に演出チームを編成して、検討を開始する予定です。

■音楽総監督・椎名林檎さんはこう振り返る

 ショーの音楽は、音楽家の椎名林檎さんと中田ヤスタカさん、作曲家の三宅純さん、トロンボーン奏者で作編曲家の村田陽一さんが担当。
 椎名さんが音楽総監督を務めた。

 椎名さんは、今回のショーをこう振り返る。
 「化粧/衣裳、美術/技術、映像/音楽、
 これらが見せた偶然のバランスは、(Perfumeの振り付けなどで知られる、総合演出と演舞振付を担当した)MIKIKO先生方のパフォーマンスの都合いかんで全員があれこれ頓知を利かせた結果です」
 「(MIKIKOさんの)感覚がすでに答えになっている
 …つまり今のリアルな東京であり、昔ながらの江戸前を説明する結果になっていると感じました。
 ですので私は、その軽妙洒脱なストリート感覚を持つ音楽家たちにいつも通りの仕事をしてもらった次第です」


ロケットニュース24 2016/08/22
http://rocketnews24.com/2016/08/22/790043/

リオ五輪閉会式に安倍首相が「マリオのコスプレ」で登場!! 
会場からは歓声! 
ネット上では驚きの声!



 2016年8月5日に開幕したリオデジャネイロオリンピックが17日間の日程を終え、幕を閉じた。
 テレビでは、台風に関する情報が伝えられるなかで、その閉会式の様子は、TBSの『ひるおび』をはじめ様々な番組で報じられている。

 小池百合子東京都知事が、五輪旗の引きつぎを行うこと様子が注目されていたのだが、こっそりとアノ人が登場し、話題となっている。
 その人とは、安倍晋三首相だ。
 安倍首相の登場の仕方はかなり意外だった。
 その方法とは……。

・お馴染みのキャラ
 閉会式のクライマックスで、2020年の東京五輪の紹介映像が流れた。
 その映像には、キティちゃんやパックマン、ドラえもんなど、世界的に愛される日本のキャラクターが登場した。

・首相がマリオ!?
 映像のなかで、安倍首相は突然マリオに変身して、ドラえもんが出した土管の中に入る。
 すると、閉会式会場に出現した土管から、マリオ姿の安倍首相があらわれたのである。

 まさか、リオ五輪の会場でマリオにコスプレした安倍首相が登場するとは!? 
 しかもさりげなく、マリオとドラえもんのコラボが実現している。
 マリオ安倍首相の登場に会場では歓声がわき起こり、日本のネット上では驚きの声が相次いでいる。

・ネットの声
「安倍さんが土管から出てきた時はびっくりした」
「安倍さんマリオで土管から登場とか楽しすぎ!」
「面白いなーこれ」
「土管の演出はさすがだわ」
「土管から総理とかどうなってるんだ」
「土管?」
「安部マリオのインパクト凄いな」

 まさか、首相が直々にコスプレをするとは。
 驚きの声が上がる一方で、ドラえもんなら「どこでもドア」を出すべきじゃないのか? 
といった意見もある。
 いずれにしても、4年後の東京五輪に向けて、世界中に良いアピールができたのではないだろうか。
 2020年にはこの驚きを超える感動を、世界に届けられることを願うばかりだ。

 ちなみに、閉会式は12時からテレ朝で再放送されるもよう。
 見逃した人はチェックしてくれよな!

参照元:TBS『ひるおび』、Twitter 検索 「閉会式」 「マリオ」
参考リンク:NHK [閉会式 見逃し配信、YouTube]、gorin.jp 閉会式ダイジェスト
執筆:佐藤英典

▼東京オリンピックの部分だけ YouTube でも公開された

●2016/08/21 に公開
リオ閉会式の中から、椎名林檎さんプロデュースのトーキョーショーをノーカットでお届け。音楽・中田ヤスタカさん、振付・MIKIKOさんで青森大学男子新体操部のみなさんたちが踊ったダンスは必見!


【資料・参考】


サーチナニュース 2016-08-25 09:51
http://news.searchina.net/id/1617199?page=1

東京から土管を埋めたら本当にリオに行けるのか
・・・中国人がまじめに検証 
そして最後に衝撃の問題提起も

 日本時間22日に行われたリオデジャネイロ・オリンピック(リオ五輪)の閉会式で、次回開催都市である東京のPR動画が放映された。
 東京にいた安倍晋三首相がスーパーマリオに変身して土管に入り、地球の裏側にあるリオの会場に設置された土管から実際に姿を見せるという演出に、場内は大いに盛り上がったようである。

 中国の科学系メディア・果殻網は22日、この演出について
 「実際に東京からリオまで土管でワープすることは可能なのか」
を科学的に検証する記事を掲載した。
 「土管でワープなどスーパーマリオの世界だけ。現実世界では不可能」
というのは誰でも知っている。
 ただ、それを言ってしまっては野暮というもの。
 記事は至ってまじめに不可能な理由について考察しているのだ。

 まず、実際には不可能であるものの、仮にこういう条件ならばと想定したうえでの成功シミュレーションを紹介。
 それは、地球が理想的な球体をしていて、その中心を貫くような真空のトンネルを掘ることができた場合だ。
 その場合、片方の土管から入った人は引力によって地球の中心にまで引きつけられ、その力は反対側の土管に到達した時点でちょうどゼロになるのだという。
 そこでしっかり土管に捕まって再び引力の影響を受けることを防げば、めでたく成功という訳である。

 そのうえで、このようなシミュレーションが夢物語に過ぎない理由を具体的に示した。
 簡単に説明すると、
1].リオに着くようにまっすぐ穴を掘るならば、日本近海の海中に穴を掘らなければならない、
2].トンネル内を真空状態にしなければならないが、人間は真空内で呼吸ができない、
3].地球は完全な球体でない上に自転しており、通過中に土管の壁に当たってエネルギーロスが生じる、
4].地球の核部分は摂氏6000度の超高温である、
5].そもそもそんな深い穴を人類は掘ったことがない
……などだ。

 当たり前だが、やっぱり無理なのである。
 ただ、そこを承知のうえで敢えて科学的に無理な理由を証明するという試みはおもしろいものだ。
 そして記事は更に、実に興味深い点について問題を提起して文章を締めくくっている。
 それは
 「ドラえもんがいるのだから、どこでもドアで行けばよかったのではないか」
という疑問だ。
 マリオの横で旗を持って応援するドラえもんが、
 どうしてあの場面でどこでもドアを出さずに土管を出したのか。
 その理由を考えるのも、おもしろそうだ。




●男子新体操カラフルに 青森大学公演
2013/07/18 に公開





【 南のおーきな島・小粒な大陸 】



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2016年8月13日土曜日

銀メダルが3人!:オリンピック水泳男子100mバタフライ、計測は1/100秒で行われているのに、同着が3人とは

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● 1/100秒計測で3選手が同着、アリエナイ! アリエル!!

 いや、すごいことがが起こるものなのですね。
 それもオリンピックとういうビッグイベントでである。
 1/100秒計測で同じタイムで3人が入る?
 少々信じられない話。


● 2位が3人!


【オリンピック・ニュース】


●絶対王者2人のドキュメント
The Celebrity and the Samurai (FULL MOVIE)
2016/08/03 に公開

ロケットニュース24 2017/08/18
http://rocketnews24.com/2016/08/18/788962/

世界レスリング連合が作った吉田沙保里と伊調馨のドキュメント『セレブとサムライ』がメチャ良い出来

 リオ五輪で女子レスリングの勢いが止まらない。
 一番手の登坂絵莉選手(48キロ級)が逆転劇で金メダルを獲得すると、続く伊調馨選手(58キロ級)も残り4秒で逆転し金メダル、さらには土性沙羅選手(69キロ級)も逆転から金メダルをつかみ取った。

 ご存知の通り、伊調選手は女子個人種目で五輪史上初となる4連覇を達成。
 最強女王の吉田沙保里選手(53キロ級)に先駆け、前人未到の領域に足を踏み入れた。
 本日8月18日、吉田選手の金メダルも期待されているところだが、その前にぜひともご覧いただきたい動画がある。

・世界レスリング連合が制作したドキュメント
 それは YouTube にアップされている動画「The Celebrity and the Samurai (FULL MOVIE)」である。
 これは世界レスリング連合が制作したもので、五輪4連覇を目指す伊調・吉田両選手にスポットを当て、その軌跡を20分に凝縮したドキュメントとなっている。

・彼女たちを深く知ることができる20分
 絶対王者となった2人が歩んできたレスリング人生は、どのようなものなのか。
 家族はもちろん、女子レスリング日本代表監督の栄和人さん、さらには馳浩文科相と、カメラはあらゆる角度から2人に迫る。

 生い立ちから丁寧に取り上げられており、彼女たちのことを深く知ることが可能。
 そして知られざる彼女たちの苦悩、家族しか知らない裏話……例えば「吉田家の両親は娘にレスリングをさせるつもりはなかった」などなど、意外な話も聞ける。

・必見の動画
 4年に一度というオリンピックの舞台で、絶対王者として君臨し続けてきた彼女たち。強烈なエピソードあり、意外な一面あり。
 それに加え、本人たちのコメントもあるので、ぜひご覧いただきたい一本だ。


●【NHKリオ】金!金!金!逆転!逆転!逆転! 奇跡のレスリング女子3連発
2016/08/17 に公開
登坂、伊調、土性の3選手がいずれも試合終盤の逆転劇で金メダル! 
伊調選手は女子の個人種目では世界初の五輪4連覇です。
NHKリオデジャネイロオリンピックサイトはこちら ⇒ http://sports.nhk.or.jp/



ロイター 2016年 08月 20日 08:36
http://jp.reuters.com/article/olympics-race-walk-arai-idJPKCN10U2EW

五輪=男子競歩で荒井が日本初の銅メダル、失格から一転


● youtubeから:微妙な判定

[リオデジャネイロ 19日 ロイター] -
リオデジャネイロ五輪は19日、陸上競技の男子50キロ競歩を行い、荒井広宙が3時間41分24秒で3位に入り、日本初の銅メダルを獲得した。
 荒井は3着でゴール後、4着のエバン・ダンフィー(カナダ)を妨害したとして一旦失格となったが、日本陸連が国際陸連に抗議した結果、異議が認められた。
 メダル確定後に荒井は
 、「純粋にうれしい。自分は悪いことをしたとは思っていない。
 ひじが当たったりすることは珍しいことではない」
と述べた。

 谷井孝行が14位、森岡紘一朗は27位だった。
 マテイ・トート(スロバキア)が3時間40分58秒で優勝。
 ジャレド・タレント(オーストラリア)が銀メダルだった。



●8月19日、リオデジャネイロ五輪、陸上競技の男子50キロ競歩で荒井広宙が3時間41分24秒で3位に入り、日本初の銅メダルを獲得した(2016年 ロイター/Toby Melville)



デイリースポーツ 8月20日(土)8時36分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160820-00000023-dal-spo

競歩・荒井 紆余曲折の「銅」受け取る 
表彰式で正真正銘の五輪メダリストに


● youtubeから

 表彰式が行われ、日本の荒井広宙(28)=自衛隊体育学校=が、念願の銅メダルを贈呈された。
 「3位でゴール→失格→処分取り消しで銅メダル復活」
と、レースの後に思いも寄らぬドラマが待ち受けていたが、ようやくメダリストとなった荒井は、首にさげられたメダルを何度も観客席に向けて掲げ、喜びに浸った。

 3位でゴールしたレース後、残り1キロを切ってからカナダの選手を妨害したとして一度は荒井の失格が確定した。
 これを受けて、日本側はすぐに上訴。
 スタッフが日本からレース映像を手に入れ、
 時系列ごとに問題点を洗い出し、
 日本側の主張を文章にして提出した。

 レース終了から3時間半が経過した上訴審議終了後、陸連スタッフの携帯にショートメールで荒井の3位が確定したというメールが届いた。
 天国から地獄に突き落とされ、そして天国へと舞い戻った荒井は
 「陸連の方々が諦めずに対応してくれてよかった」
と、感謝していた。




毎日新聞2016年8月20日 東京夕刊
http://mainichi.jp/sportsspecial/articles/20160820/dde/035/050/010000c

陸上 男子400リレー 侍、
盤石バトン 世界に誇る技術と速さ


●男子400メートルリレー決勝で、ジャマイカのウサイン・ボルト(手前右)と競り合う日本のアンカー、ケンブリッジ(同左)。左奥は第3走者の桐生

 男子400メートルリレー決勝で日本(山県、飯塚、桐生、ケンブリッジ)は37秒60で銀メダルを獲得した。
 陸上トラック種目での日本の銀メダルは1928年アムステルダム五輪女子800メートルの人見絹枝以来88年ぶり。

 ボルトが第4走者を務めたジャマイカが37秒27で3連覇。
 100メートル銅のデグラッセが第4走者に入ったカナダが37秒64で3位。
 100メートル銀のガトリンが第2走者を担った米国は37秒62の3着でフィニッシュしたが、ゾーン外でのバトンパスがあり失格した。

■ボルトと競り合い

 ついにこの時が来た。
 山県がスタートを決めた。
 飯塚が着実につないだ。桐生がカーブで加速に乗った。
 ケンブリッジはボルトと最後まで競り合った。
 男子400メートルリレーで日本が史上初の銀メダルに輝いた。

 登場する際、4人で刀で切る「侍」ポーズを決めた日本。
 テンションは最高潮に高まっていた。
 日本はこの4年間、0秒01を縮めるため、細部にこだわって練習してきた。
 伝統のバトンパス技術「アンダーハンドパス」は2人の距離が近づき過ぎるため、腕を伸ばすことで距離を稼ぐようにし、その感覚を徹底的に染みこませた。

 バトンを受け渡す位置も2人のスピードの「最大公約数」となるよう計算し、第1走者から第2走者は20メートルあるゾーン内の15〜20メートル、それ以降は10〜15メートルで受け渡すようにした。

 走順もこだわった。
 鍵は第3走者。
 スタートから徐々に加速する第1走者と違い、カーブを高速で回る走力が必要となる。
 勝負が懸かるアンカーは気が焦るため、予定より早く飛び出す可能性があり、それに追いつく一瞬のスピードも求められる。
 日本はここに両方の能力を備える桐生を配置した。

 第1走者はスタートが随一の山県。
 受け手と渡し手の両方を担う第2走者の飯塚はロンドン五輪メンバーでもあり、アンダーハンドパスに習熟している。
 ケンブリッジは代表経験が浅く、受け手だけの第4走者で負担を軽くし、持ち前の後半の加速力をアンカー勝負に生かそうとした。

 針の穴を通すような綿密な戦略を立てて挑んだ決勝。
 それをきっちり遂行し、結果は最高のフィナーレとなった。

● 男子400mリレー




【 南のおーきな島・小粒な大陸 】



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2016年8月10日水曜日

ビューテイフル・スプリット! 15km走:1時間28分26秒

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● 九州のお茶といったら嬉野茶が有名である。
 鹿児島の知覧茶というのはあまり聞いたことがなかったが、そこそこ名は知られているらしい。

 さて、今日はどうか。
 1時間30分=キロ6分を切るには、初めの5kmをほぼ30分で行き、次の5kmはそのペースを守って、最後の5kmはピードを上げるようにして、ラスト300mを必死に走り切る、という形が一番いい。
 初めの5kmを30分で走ることが肝要で、あまり速くてもいけないし、遅すぎてもいけない。
 速すぎるとそれ以降が続かなくなり、遅すぎると挽回が難しくなる。

 今日は気温が低い。
 朝陽は出ているが、微風で条件は最高。
 体調もよく、足もスムースに動く。
 5kmでなんと「29分32秒」。
 これはヤバイ、走りすぎである。
 次の5kmでスピードが落ち、ラストの5kmでボロボロになるかもしれないと、不安感が脳裏をかすめる。
 
 8kmくらいまでは順調にいく。
 いままでもここまでは何とかもつが、ここからガタンと落ちるのが常である。
 朝陽が強い。
 帽子を斜めに深くかぶり、ツバを目の前に下げる。
 朝陽は目からの疲れを誘う。
 額は汗でジワジワである。
 ありがたいことにスピードが落ちない。
 体に疲れが出てこない。
 10kmまでのスプリットが「29分28秒」。、
 30分に30秒も速い。
 ここでちょうど1分の貯金をもつ。
 これなら、終盤の5kmでヨタヨタになっても、間違いなく、いや楽勝で1時間30分は切れる。

 足はまだまだ動くし、体にも切れがある。
 もしかしたら、1時間28分台でフニッシュできるかもしれない、という希望がふくらむ。
 ラストの5kmを30分以内で走ればよい。
 この願望にむけて疲れを押さえこんで走る。
 フィニッシュは「29分26秒」である。
 各5kmのスプリットはすべて29分半前後でイーブンである。
 美しいスプリット列である。
 これで足がもつということは驚き。
  タイムは「1時間28分26秒」、満足度イッパイの走りである。
 
【15km 1時間28分26秒 キロ5分54秒】
5km    29:32    29:32
10km   29:28     59:00
15km   29:26   1:28:26

【前回15km 8月03日 1時間29分19秒 キロ5分57秒】
5km    30:05    30:05
10km   29:58   1:00:03
15km   29:16   1:29:19

【前々回 7月27日 15km 1時間29分44秒 キロ5分59秒】
5km    30:12    30:12
10km   29:28     59:40
15km   29:44   1:29:44

 15kmを走り始めたとき1時間30分は楽勝、条件がよければ1時間28分台は軽く達成できるだろうと思っていた。
 だがなかなか、そうはいかなかった。
 そしてやっとなんとか今日、そのレベルに到達した。
 一つの〆がなされた、といった感じがする。



【 南のおーきな島・小粒な大陸 】



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2016年8月7日日曜日

2016 ゴールドコースト マルチカルチュラル フェステイバル: マルチカルチャルとは「多文化」ではなく「他文化」なのである

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いつもはバンドールの市役所の前庭で行われるのだが、今回はブロードウオーター・パークランドである。
 ここは健康マラソンに使っている遊歩道がある。
 ゴールドコースト・ブリッジからパークランドの終わりになるキャラバンパークの信号まで2.5km、の遊歩道があり往復だと5kmになる。 
 その他、ゴールドコーストブリッジからパークランドの入り口までちょうど1kmの歩道があり、これを往復すると2kmで、合わせて健康マラソンではこのパークランドの中を「7km」走ることになる。
 そんなことで、ここは肌に馴染んだところである。

 そこでこれも馴染みのフェステイバルが行われるとなると、いかざなるまい、ということになる。
 市役所前庭よりここのほうがはるかに場所がいい。
 市役所前庭はそれ以外になにもないところで、10時から4時までだと飽きてきて、午前中行ったときは昼ごろ帰ってきて午後はパスしてしまう。
 パークランドは前が内海で景色もよく、後ろはオーストラリアフェアーで時間をつぶすにことかかない。


9時半頃に出かけていった。
 始まりは10時で、終わりは予定では4時であるが、通常ステージが遅れるので4時半ころになる。


● 会場マップ


● 開会前の会場

 ステージは3つあり、メイン、ワークショップ、それにミュージックカフェである。
 メイン会場の出し物に注目する。



● プログラム




● パンフレット(内容は上記と同じ)


●初めはいつもアボリジニのプログラム



●そして和太鼓「絆」


●和太鼓「絆」-2


● ゴールドコースト・よさこい チーム 

  ゴールドコーストの子ども太鼓チームは「翔」という。
 6年前に出来たとのことである。


● 子ども太鼓「翔」-1


● 子ども太鼓「翔」-2

● 子ども太鼓「翔」-3

 最後は琴。
太鼓やよさこい音頭のようは派手さはない。
 よって若い人には「面白くない」とあまり人気がないようだ。


● 琴 「なごみ」


 メインステージで行われた演技のうち、動画に収めたものをいくつかを挙げてみる。




●いろいろな演舞


●韓国ダンス 

 マルチカルチャルとは「多文化」と訳されている。
 なら、このフェステイバルに多文化が反映されていてもいいのだが、そんなことはまったくない。
 欧米文化は個人的参加を除いては組織的にはまったくない。
 「多文化」とはここでは「主文化」の下位に連なる「多くの文化」という意味である。
 主文化とはキリスト教文化であり、他の多くの文化は「従文化・多文化」にくくられる。
 「多文化」ではなく「他文化」なのである。
 中国は中華思想の国であるから自らを中核文化と位置づけるため多文化を拒否する。
 ヒンズー文化のインドもその傾向が強い。
 よってこのフェステイバルに顔を出しているのは、日本、韓国、フィリッピン、インドネシアそして太平洋地域のミクロネシアやハワイなどである。
 となれば必然的に日本が飛び抜けてしまい、
 メインステージの出し物では日本モノが多く
なってしまう。
 この国にとって、アジア・太平洋系文化は他文化
ということになる。
 「マルチカルチャル」というより、「日本文化+周辺文化」という様相を呈してしまう。
 日本はフェステイバル盛り上げようとするシテイ・カウンシルの要請があれば、あれもこれもと素直に受けてしまうため「ジャパン・ショー」みたいになる。
 日本人にとってはお祭り気分で笑顔になれるが、
 それ以外の国はjapanの「添え物」
となり渋面だろう。

 まあそういう固いことは考えずに、一日楽しめればそれでよし、といったところで妥協したほうがいいだろう。
 


【 南のおーきな島・小粒な大陸 】


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2016年8月6日土曜日

2016 ブラジル リオデジャネイロ オリンピック 開会式:今回は「日本外し」はなかった、ブラジルでは日本人気は高いようだ

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 いろいろトラブル続きのリオ・オリンピックだが、何とか開会式にこぎつけた。
 ここの時間の9時(日本時間だと8時)から始まる。
 あと少々である。
 南米で行われる初のオリンピックなので、いろいろあって当然で、最初から大きな期待をするほうが間違っているとも思える。
 これから、オリンピック開催地は先進国から中進国へと比重が移っていくだろう。
 世界が豊かになれば、自然とそうなっていく。
 と同時に、オリンピックのあり方も変わってくる。
 競技種目も開催地によって柔軟性が出てくる。
 やたらと増え続けている種目だが出来ない地域もある。

 例えば馬術などはどうみても欧米の貴族趣味にすぎない。
 そういうものは、これから消えていくだろう。
 人間以外の動物を使った競技が受け入れられいることが不思議だ。
 オリンピックの発端が欧州貴族社会であることの証だが、オリンピックの考えにはそぐわなくなっているのではないだろうか。
 しかし、これを外すとなると欧州から猛烈な反対が出るだろう。
 
 ゴルフなどはオリンピック競技にはまったくふさわしくない。
 水泳などでは25mショートコースなどというのは、ただメダルを大量にバラマキたいだけのシロモノにすぎない。
 競技をいろいろ精査していくと、なんでこれがというものがたくさんある。
 これからは世界のいろいろな場所で行われるようになると、安くシンプルに開催することが求められるようになるだろう。
 それにともなって、実施競技の種類もフレキシブルになるのではないだろうか。
 
 開会式まであと30分ほどである。



● オープニング


● 日本選手団

 日本選手の行進までしか選手団は見ていないのだが、気づいたことが3つある。
①.カンボジア選手団に猫ひろしがいたこと
②.選手団の先導は3輪自転車に乗った女性が努めているのだが、1つだけ国名の看板を両手でもって振りながら先導した国があった
③.旭日旗によく似た国旗があったこと。
  ちなみにこの国はマケドニアである。


古代にアレクサンドロス大王が出た国(地域)である。


【ニュース】

Record china配信日時:2016年8月7日(日) 17時20分
http://www.recordchina.co.jp/a146911.html

「これは中国差別だ!」
リオ五輪開会式のテレビ中継に豪在住華人が激怒―中国紙



 2016年8月6日、環球時報は記事
 「華人激怒!
 開会式で中国選手団が映った時間はわずか2秒!国旗も間違えた!」を掲載した。

 ついにリオ五輪が始まった。
 オーストラリア在住の華人はチャンネル7の開会式中継に釘付けとなったが、思わぬ事態に激怒している。
 中国選手団が映った時間はわずかに2秒。
 その後すぐに広告が挿入されたのだ。
 しかも前回五輪のメダル獲得数の解説では中国の国旗をチリと間違える始末だったという。

 華人からは
 「なぜ中国選手団の時に広告を、しかも軍の広告が流されていたけどわざとなのでは」
 「明らかに差別」
 「どういう意図があったのかちゃんと説明してもらわないと」
 「ロンドン五輪でもいろんな差別があったけど、リオではまさか開会式から差別されるとは」
などの声が上がっている。

 私はこの中国の行進を見ていたが、ちゃんと放送され広告など入っていなかった。
 まして、たった2秒なんてことはまったくない。
 地域によって違うのかもしれない。
 少なくともゴールドコーストではそのようなことはなかった。
 
 CMが入ってカットされるということは小さな国ならありえるかもしれない。
 先のロンドンオリンピックでは、イギリスのテレビ配信会社が意図的にある国の選手団行進をカットしたという事件が起こっている。
 その国とは日本
 カナダ・オーストラリア・ニュージーランドなどイギリスの配信会社から供給をウケていた地域では日本選手団の行進は見られなかった。
 オリンピック委員会の公式映像とこのイギリス配信会社の映像を並べたyoutubeがある。
 それを見てみる。


●2012ロンドンオリンピック開会式:テレビ放送「日本外し」(2012/08/18)
2012/08/17 に公開
 ロンドンオリンピック開会式選手団行進:
 左は「公式チャンネル」のもの。
 右は少なくともカナダ、オーストラリアに公式配給されたテレビ生放送
 つまり公式映像は2本あり、その一本において
 日本選手団の部分に限って特別な意図的で「日本外し」が実行されています。
 あなたの地域はどうでしたか。

 今回は「日本外し」はなかった。
 ブラジルでは日本人気は高いので「外す」わけにもいかなかった、ということになるが。
 おそらくは、資金の都合上公式映像一本でいったために、「外し」が実行できなかったのかもしれない、などと詮索しているのだが。
 CMでカットするというのは少々大人げない手法だが、本当にそれが行われたのなら、やはり在豪の中国人は頭にくるだろう。

『 
Record china配信日時:2016年8月9日(火) 12時10分
http://www.recordchina.co.jp/a147054.html

豪テレビ局が謝罪
=リオ五輪開会式中継で中国選手団入場時にCM、
メダル予想で中国にチリ国旗、

華人激怒―中国メディア

 2016年8月8日、リオデジャネイロ五輪の開会式を中継したオーストラリアのテレビ局「チャンネル7」が、中国選手団が入場してわずか2秒ほどでコマーシャルに切り替えたことで、豪在住の華人華僑から怒りの声が噴出している問題について、同局の広報担当者が中国国営新華社通信の電話取材に応じ、不手際を謝罪した。

 同局は各国・地域のメダル予想のボードでも、「中国」の国名の前にチリの国旗を掲示するなど不手際を連発。インターネット上の同局に謝罪を求める署名活動には、8000人以上が賛同を示した。

広報担当者は
 「これはミスだ。
 気分を害された方に率直に謝罪したい」
と語った。


 ロンドンオリンピックの「日本外し」についてイギリスの放送局が謝罪したというニュースは聞いていない。
 日本人は穏やかなものだ


Record china配信日時:2016年8月8日(月) 16時30分
http://www.recordchina.co.jp/a146942.html

リオ五輪表彰式、中国国旗デザインに誤り
=中国総領事館が大会組織委に抗議―中国メディア

●8日、リオデジャネイロ五輪の表彰式で掲揚された中国国旗のデザインに誤りがあることを受け、中国五輪代表団が大会組織委員会に抗議したことが分かった。
 写真はリオ五輪表彰式で掲揚された中国国旗(上)と正しいデザインの中国国旗(下)。

 2016年8月8日、リオデジャネイロ五輪の表彰式で掲揚された中国国旗のデザインに誤りがあることを受け、中国五輪代表団が大会組織委員会に抗議したことが分かった。
 中国新聞網が伝えた。

 在リオデジャネイロ中国総領事館が8日早朝、公式微博(ウェイボー)を通じて明らかにした。

 中国国旗のデザインは、赤地に一つの大きな星と、その周りに四つの小さな星が描かれている。
 小さな星はそれぞれ角が大きな星に向くよう傾いて配置されているが、
 リオ五輪の表彰式で掲揚された中国国旗の小さな星はいずれも真上を向いていた。 

 在リオデジャネイロ中国総領事館の宋揚(ソン・ヤン)総領事の抗議を受け、大会組織委は中国側に謝罪した上で、各国国旗の製作委託先に修正を命じたことを明らかにした。
 国旗を製作した企業は中国の企業ではないという。



NEWS ポストセブン 8月21日(日)7時0分配信
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20160821-00000007-pseven-cn

 リオ五輪の中国国旗間違い 
大会委と中国政府に見解相違
国旗を間違えたのは誰なのか?

 リオデジャネイロ五輪で当初、掲げられていた中国の国旗「五星紅旗」のデザインが間違っていたことが分かり、大会組織委は急きょ、国旗を作り直して、大会7日目の11日から正しい国旗が使われた。
★.だが、違う国旗が使われたのは、
 もともと中国側から提出されていたデザインが間違っていたためだったという。

 中国側は間違った国旗について、「大会組織委が間違ったデザインをもとに、ブラジル国内の旗の製造会社に発注したことが原因」としているが、
★.中国側が提出した、もともとのデザインが間違っており、
 さらに国旗ができた段階で、リオデジャネイロの中国大使館が確認を怠った
ことについては、中国内では報道されていない。

 間違った国旗は5日の開会式で中国選手団の旗手を務めた雷声氏(フェンシング)が掲げて行進したのに加え、大会3日目までの表彰式で計8回掲揚された。

 ところが、中国内でテレビを通じて表彰式を見ていた政府関係者が国旗のデザインが違うのに気づき、中国側は外交ルートを通じて、組織委に修正を求める文書を送ったことで、国旗の間違いが明らかになった。

 中国の五星紅旗は文字通り、赤地の旗の左上に5つの黄色い星が置かれているが、そのデザインは左の角にある大きな星の中心を指すように、4つの小さな星の先端がそろえられているのが本来の姿。
 だが、問題の国旗では、4つの星の先端がすべて真上を向いていた。

 中国国旗のデザインには政治的に大きな意味があり、大きな星は中国共産党を、4つの小さな星は労働者、農民、知識階級、愛国的資本家という4つの階級の中国人民を象徴。
 国旗では4階級の中国人民すべてが党に従っていることを示しているのだが、
 間違った国旗では人民が党を無視していることになり、政治的にかなり都合が悪いデザインになってしまった。

 大会組織委の広報を務めるマリオ・アンドラーダ氏は
 「旗に問題があるというのは承知している。非常に小さな問題だ」
とコメントしたが、中国共産党指導部にとっては「非常の小さな問題」ではなく、極めて重要な間違いだ。
 このため、ネット上は
 「最初に間違いを指摘した人物は党の最高幹部なのではないか」
との声も寄せられており、中国当局が大きな問題ととらえていることを示している。

 このようなことから、北京在住のジャーナリストは
 「よりによって、もともと中国側から提出された国旗のデザインが間違っており、
 それも、大使館側が間違いに気付かなかったことが分かると、
 中国内でも大きな問題になるので、
 党内部で極秘扱いにされている
ようだ」
と指摘している。





【 南のおーきな島・小粒な大陸 】


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2016年8月3日水曜日

これが実力?15km走:1時間29分19秒 まだ限界はきていない?

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● 「どぶろく」というとアルコール度の高い手作り酒と思ったら、なんと5%という。
 アルコール度の低い梅酒に近い。おいしいのでグイグイいってしまう。
 ちなみに、このお酒、発売元の吉久保酒造の製品ラインナップには出てこない。
 出てくるのはマッコリ。



絵柄は同じ。どうなっているんでしょうね?
 マッコリは韓国のドブロクなので、マッコリからドブロクにしたのでしょうか。
 「うさぎのダンス どぶろく」で検索してもヒットしなというのは不思議。
 最近はビールが落ち込み、いろいろなお酒が出まわっているようである。


 健康マラソンである。
 週一回、15kmを走るというのがヘルシング・ランである。 
 とはいえ、走ればいいタイムは欲しい。
 タイムが出るのは冬場しかない。
 夏場はタイムより日射しとの体力勝負になる。
 汗の量との戦いでもある。
 よってこの冬場に問題なくだせるであろうと思っていたのがキロ6分の1時間30分。
 ところがやってみたら1分も遅れてしまった。
 2回目はそこそこだがわずかに足らない。
 そして3回めにしてやっとこさ1時間30分を切れた。
 8月に入り冬場も今月限り。
 まずは冬場イッパイはキロ6分で走り続けたいというのがタイムに対する欲望である。
 今日は雨上がりなのででおそらく呼吸は軽いはずである。
 気温も低く、曇天模様で、微風という最高の気象条件。
 こんな状況でタイムが出なかったら以降は期待できない。
 
 はじめの5kmは30分ほどで予定通りであった。
 このタイムなら次の5kmはタイムを充分稼げるはずである。
 だが、そうはいかなかった。
 10kmで、この間の5kmは30分弱である。
 体調をはじめとして条件は実にいいのにタイムが上がってこない。
 たった3秒の貯金しかできていない。
 過去3回の結果を見る通り、最後の5kmは必ず中間の5kmより悪くなる。
 とすれば、まず平均でキロ6分を切るという目標は絶望的になる。
 足は動くし、体もさほどダメージをくらっているわけではない。
 17kmを過ぎて足を必死に動かした。
 それでもそれでも18kmまではほぼキロ6分しかいかない。
 ラスト2kmが勝負になる。
 気を抜いたら落ちる。
 ガムシャラに近い走り方になる。
 時計を見る余裕もない。
 普段ならここまでは体も足も持たないのだが、しかし今日は伸びている。
 ガムシャラに走れている、ということである。
 やはり今日は気象条件がいい。
 やっとラスト500mで時計を見た。
 充分にキロ6分を切っている。
 間違いなく1時間30分を切れると確信する。
 ラスト300m、前回同様に突っ走る。
 ゴールして時計をみたら、この5kmをなんと「29分16秒」で走ったことになっている。
 信じられないことであるが終盤の5kmでこんな記録が出るとは、驚きである。
 「1:29:19」が記録になる。

 勝因はなんといっても天候だろう。
無理に無理を重ねることができる気象条件であったということにつきる。



【15km 1時間29分19秒 キロ5分57秒】
5km    30:05    30:05
10km   29:58   1:00:03
15km   29:16   1:29:19

【前回 7月27日 15km 1時間29分44秒 キロ5分59秒】
5km    30:12    30:12
10km   29:28     59:40
15km   29:44   1:29:44

 キロ6分というのは大した記録ではないが、健康マラソンという言い訳で走っている少々老いた私には見事な記録なのである。



【 南のおーきな島・小粒な大陸 】


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2016年8月2日火曜日

えっ!? 中国の「西遊記」って、日本の「桃太郎」のパクリなの?:最近やたらと多い妖怪ニュース

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● 岩波文庫版「西遊記」全10冊 1999年(1977年)発行

  インターネット・ニュースを見ていたら変な記事が出ていた。
 「西遊記」は「桃太郎」のパクリだということで、それにメデイアがまじめに反論しているものである。
 「桃太郎」の方が「西遊記」のパクリだといってもいいような気がするが。
 記事によれば成立年代は「西遊記」の方が遅いという。
 ウイキペデイアによれば1500年代に書かれたというのが定説になって’いるとのこと。

wikipedia
著者は、『淮安府史』(明、天啓年間成立)に、呉承恩(1504年頃 - 1582年頃、江蘇省出身)の著書として「西遊記」という書名が記述されていることから、彼が作者であると20世紀の中国では定説化していたが、後述のように批判的な説が存在し、明確な結論は出ていない。


 実をいうと、いま「西遊記」をちょうど読んでいるところなのである。
 いまは七巻目に入ったところである。
 

サーチナニュース 2016-08-01 22:19
http://news.searchina.net/id/1615529?page=1

えっ!? 中国の「西遊記」って、日本の「桃太郎」のパクリなの? =中国メディア



 中国メディア・今日頭条は30日、中国四大古典名著の1つとされる「西遊記」が日本の昔話である「桃太郎」を模して作られたものであるとする説が日本にあると紹介するとともに、この説に対して真っ向から反論する記事を掲載した。

 記事は、
★.「桃太郎」が室町時代に生まれたとされ
 数百年にわたって日本の少年の精神世界で生き続けるとともに、現代ではさまざまなコンテンツの題材として用いられていると紹介。
 そのうえで、中国人に親しまれている
★.「西遊記」は「桃太郎」と似ている部分が多く、桃太郎よりも作られたのがやや遅い
ことから、「一部の日本人学者が『西遊記』は、『桃太郎』を模したものであると主張している」と伝えた。

 この主張に対して記事は、「西遊記」が「大唐西域記」などや民間の伝説に基づく、現存した人物を用いた作品であり「中国の歴史的要素やロジカル思考が色濃く出ている」と説明。
 一方で、「桃太郎」からは日本文化の影を見ることはできず、「完全なる想像」によって創作されたものであるとした。

 また、文豪・魯迅と深い交友関係を持った内山書店の創業者・内山完造氏が両作品を比較していたことを紹介。
 玄奘三蔵がお供を連れて聖域に向かい、艱難辛苦を経た末に経文を得るという「精神文化の発展」である「西遊記」に対し、「桃太郎」はお供を連れて「鬼ヶ島」に行き財宝を略奪する「日本人による多民族への教化、統治意識が表されている」と論じていたと伝えている。

 両作品の関連性についてはそれぞれの立場によって様々な意見があるものと思われる。
 「桃太郎」が勧善懲悪の物語なのか、記事が言及するように「略奪」の物語なのかの判断は、個々の考え方にも大きく左右されるはずだ。
 それはともかくとして、「桃太郎」が日本人の心に、「西遊記」が中国人さらには日本人の心に、少なからぬ影響を与え続けてきた「名作」であることは間違いないのである。


 少し前のことであるが、日本の西遊記に中国人が驚いたという記事があった。
 その内容はなんと「三蔵法師」を女性が演じている、というものであった。
 むさ苦しいお坊さん役を美人の女性がやっているのだから、中国では考えられないことであるらしい。
 実際、これがテレビに登場した時も驚いたものだが、その後、日本で西遊記といえばこの版をいうようになるほどに定着した。
 夏目雅子演じる三蔵法師はじつにフィットしていた。
 孫悟空は堺正章、猪八戒は西田敏行、沙悟浄は岸辺シロー。
 そして曲はゴダイゴの「ガンダーラ」。
 個人ごとだが、私自身も西遊記ときくと「ガンダーラ、ガンダーラ」という歌詞とこのテレビ版を思い出し、それ以外の西遊記は思いつかない。




Record china配信日時:2016年6月11日(土) 5時40分
http://www.recordchina.co.jp/a141052.html

日本人の“西遊記愛”は中国人が面目ないと感じるほど
=ドラマもアニメ映画も日本が世界初―中国メディア

 2016年6月8日、中国の4大奇書の1つである西遊記は国内のみならず世界でも知られた伝奇小説で、とりわけ日本では人気が高い作品。
 これに関連して中国メディア・界面は「日本人の西遊記愛は中国人が面目ないと感じるほど」と伝えた。

 西遊記は中国の小説だが、日本は1978年に世界で初めてドラマ化している。
 同年は日中平和友好条約が調印された年でもあったため、中国当局の協力のもと撮影が行われた。このドラマは中国でも放送されたが、「原作とあまりにもかけ離れている」と官民から反対の声が上がりわずか3話で放送が中止となった。
 その後も日本では1994年、2006年に西遊記のドラマが制作された。

 日本の西遊記映画の歴史はさらに古く、
 最初の映画は1940年に公開された東宝の「エノケンの孫悟空」で、同作品は前後編の2部作。
 日本は2014年までに7部の西遊記映画を製作している。

 さらに、西遊記のアニメ映画を世界で初めて製作したのも日本。
 1960年に初めて西遊記のアニメ映画が公開されて以降、数え切れないほどのアニメや漫画が西遊記を題材にしてきた。
 中でも「ドラゴンボール」は代表格だろう。

 日本の西遊記作品では三蔵法師を女性と設定するケースが多いため、中国では好き嫌いがはっきり分かれてしまうが、1万人いれば1万人の孫悟空が存在し、国によって西遊記の捉え方が異なるのは仕方のないことだ。


★.1994年の作品が夏目雅子の三蔵法師

●Monkey Magic - (Ending) Godiego - Gandhara (Good Quality)

日本テレビ開局25年記念番組として企画・制作。
1978年は日中平和友好条約が調印された年であり、当時としては画期的な中国ロケが中華人民共和国中央広播事業局の協力のもと行われた。
放送枠は、NHK大河ドラマと同じ日曜夜8時であり、ひけをとらないようにと当時の金額で10億円の予算が投じられた。

★.1994年の作品は牧瀬里穂が三蔵法師

新・西遊記スペシャル第1話

★.2006年の作品



【ニュース】

サーチナニュース 2016-08-05 14:11
http://news.searchina.net/id/1615831?page=1

えっ?日本人に馴染み深い「妖怪」の大半は「中国産」だった=台湾



 日本の民間信仰における馴染み深い存在の1つに「妖怪」を挙げることができるだろう。
 「ゲゲゲの鬼太郎」や「妖怪ウォッチ」といったコンテンツは日本人ならば誰もが耳にしてことがあるはずで、こうしたコンテンツが日本で広く知られるのは妖怪という存在が日本人にとって身近であることの証左とも言える。

 一方、中国メディアの参考消息はこのほど、台湾メディアの報道を引用し、日本の妖怪の大半は「中国に起源がある」と伝えつつ、日本に起源を持つ妖怪は全体の1割程度に過ぎないと主張。
 日本の漫画やアニメに登場する妖怪の多くは中国産だったと伝えた。

 記事は、中国の歴史上で「妖怪」という言葉が確認できる最古の文献は西暦317年から420年にかけて中国に存在した「東晋」王朝の時代に書かれた「捜神記」という小説集であると紹介。
 さらに、同小説においても、
 妖怪とは「人が知らない、もしくは理解できない超常現象や事象」
を指していたと伝えた。

 さらに、中国の伝承においても「人の顔をした蛇」や「妖狐(狐の妖怪)」など、現在でも知られる妖怪が存在しているとしたほか、日本でも有名な西遊記は「非常に多くの妖怪が登場する小説である」と論じた。

 続けて記事は、
 日本では「日本の妖怪のうち、
 70%ほどは中国が起源であり、
 20%はインドが起源、
 日本に起源を持つ妖怪は全体の10%」
だとする見方もあると紹介、事実、中国と日本では見た目が似ている妖怪が非常に多いと指摘している。



Record china配信日時:2016年8月7日(日) 1時22分
http://www.recordchina.co.jp/a146736.html

アニメの妖怪、日本原産はたったの1割、
ほとんどは中国からの“輸入品”―台湾メディア


●4日、参考消息網は記事「日本マンガの妖怪、大半は中国からの“輸入”=日本原産妖怪はわずか1割」を掲載した。
 写真は中国古代の本『山海経』。
 さまざまな妖怪が描かれている。

  2016年8月4日、台湾紙・旺報電子版は記事「日本マンガの妖怪、大半は中国からの“輸入”=日本原産妖怪はわずか1割」を掲載した。

 妖怪をモチーフとした日本アニメは多い。
 登場する妖怪たちの多くは伝統的な妖怪の影響を受けているのだが、実はその70%は中国からの“輸入”なのだ。

 「日本妖怪の起源をさぐると、70%以上は中国由来になると確信しています」
とは『ゲゲゲの鬼太郎』の作者として知られる水木しげる氏の言葉。
 さらにインド由来の妖怪も20%いるため、純粋な日本原産妖怪はわずか10%にとどまる。
 日本と中国の妖怪文化はもともとよく似ていたのだ。

 ただしその後、日本の妖怪は大きな変化を見せる。
 江戸時代の浮世絵師・葛飾北斎による「北斎漫画」では妖怪が鮮やかなに描かれている。
 この動きは今にいたるまで続いている。
 人気の『ナルト』『ONE PIECE』には北斎とよく似た背景も登場する。
 かくして伝統的妖怪は美しく描かれたマンガの妖怪へと変貌したわけだ。



サーチナニュース 2016-08-08 14:51
http://news.searchina.net/id/1615949?page=1

中国の妖怪がなぜ、日本の「稼ぎ」につながるのか!
不満への反論=中国報道



 日本のアニメ作品には非常に多くの「妖怪」が登場している。
 しかし、「日本の妖怪の約70%は中国が起源」という情報が中国で話題になり、なかには「中国の妖怪がなぜ、日本の稼ぎにつながるのか」と不満を口にするネットユーザーもいたようだ。

 しかしこうしたネットユーザーの考え方に対して、中国メディアの捜狐は異議を唱えており、
 「結局、伝統文化を重視する姿勢が中国に足りないことに問題がある」
と論じている。

 記事は、
 「中国人は自国の優秀な伝統文化を小馬鹿にするが、
 自らが小馬鹿にした伝統文化を他国が発展させ、成功を収めた途端にパクりだと非難するのは、中国人の欠点である」
と説明。
 さらに、この欠点は妖怪文化にも当てはまると主張し、具体的な事例の1つとして、
 「山海経などの古書を除いて、現代の中国には妖怪を取り扱った大全集のような書籍は存在しない」
と指摘。
 一方、日本では故・水木しげる氏が半生近くを捧げて中国妖怪事典を編纂したと紹介した。

 さらに記事は
 「日本は中国の妖怪を使い、権威があって非の打ちどころがないアニメを制作したが、
 中国は祖先が残した貴重な遺産を雷劇にしてしまった」
と指摘、
 「日本が妖怪文化の伝承と発展のためにどれほどの努力を払ったかを考えて見るべきだ」
と中国の読者に説き勧めた。

 雷劇とは中国のネットスラングであり、
 「視聴者の目を引き付けるためにストーリーやセリフ、キャラクター作りを大げさに誇張したテレビ番組」
を指し、誇張ばかりで中身のない内容という批判も含まれた意味合いだ。
 従って、記事が指摘しているとおり中国にとって必要なのは、自国独自の文化を重んじる精神に基づき、その文化をより良いものへと発展させようとする姿勢ではないだろうか。
 「日本の妖怪の原型の70%が中国起源」という点だけに注目するのではなく、それを中国と日本が「それぞれどのように発展させたか」という点にも注目すべきだろう。






【 南のおーきな島・小粒な大陸 】


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