2016年11月23日水曜日

転倒10.6kmリタイヤ:肩を強く打って腕が動かなくる、今日は天中殺か?

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● 10km過ぎで転倒、ヒザと肩を打つ

 いつもの通り5時スタートである。
 準備体操のとき、左足のフクラハギに少々違和感を感じたが、走っているうちに直るだろうと思う。
 1kmはほぼ標準で、2kmは12分05秒である。
 このタイムだとキロ6分=15kmの1時間30分は難しい。
 3.2kmで折り返して南風であることがわかる。
 さほど強くないが、それでも足の動きを止めるには十分である。
 5kmで31分。
 これだと1時間34分がゴールタイムになだろう。

 一番風の強い5kmから6kmで計ると6分20秒である。

 10kmは1時間02分41秒。
 5kmスプリットで31分40秒。
 前々回も風に翻弄されたがこの時は北風でこの区間は追い風になり、30分38秒であった。
 今回は逆方向の風である。
 ということは10kmから15kmはタイムが上がるということになる。
 前々回はここで向かい風を受け33分31秒かかっている。
 その結果、1時間35分台というワースト記録を作っている。
 今回は追い風になるから、1時間34分前後で、33分台が目標になる。

 だが今日はツイていない。
 南の折り返しの少し手前、10.6kmほどのところで突然転んでしまった。
 よくわからないのだが、おそらく心理的にスピードをあげようとして体が前にいったが、それに足がついていかなかった、そこでもたついて転んだ、そんなところではないだろうか。
 通常なら瞬間的に危険を避けようと手が前にでるが、年齢のせいで反射神経が衰えているのだろう顔面から落ちることになった。
 でも左肩が先に動いて、顔を保護した。
 そのため肩を非常に強くコンコリートにぶつけた。
 そのかいあってか顔面は左目の下を少々擦りむいただけであった。
 足はヒザを2箇所大きく擦りむいた。
 手にはまったく外傷がない。
 立ち上がって体を動かしたみたが、肩を強く打ったせいで手が振れなくなっている。
 顔は大丈夫、外傷では膝だが、ヒザっていうのか結構強くできているので、見た目ほど問題はない。
 左腕が動かないので、走るのは少々無理である。
 リタイヤする。



 
 歩いて帰ったが、様子見でラストの300mを走ってみる。
 やはり腕はまったく振れない。
 動かすと痛みがでる。
 腕を体のよこにピタリとつけて走ることになるが、これではリズムがとれない。
 右半身で走っているみたいなものである。

 10km 1時間30分09秒 キロ6分01秒】

5km    31:01     31:01
10km   31:40   1:02:41
  10.6kmで転倒:リタイヤ

【前回 15km 1時間30分09秒 キロ6分01秒】

5km    30:06     30:06
10km   29:39    59:45
15km   30:24   1:30:09

【前々回 15km 1時間35分24秒 キロ6分22秒】

5km    31:15     31:15
10km   30:38   1:01:53
15km   33:31   1:35:24

 帰ってきて傷口を洗い、クスリを吹きかける。
 ヒザは大きく擦りむいているが痛みはない。
 むしろ、傷より大腿部の裏側に痛みを感じる。
 このあたりの筋肉をひねったらしい。




 
 問題は肩である。
 腕が動かせない。
 ものが持てない。
 持つと痛みが出る。
 腕を上げられない、などである。




 ぶつけた外傷は小さいが、ダメージは大きい。
 なを、上の写真で右肩の下にポッコリした膨らみがあるがこれは「弓こぶ」である。
 四半世紀も昔に和弓をやっていた時にできた、筋肉のこぶである。
 弓を強く押し出すためにここの筋肉が以上に発達してしまい、少々醜くも膨らんでしまったのである。


● 手前が私:四半世紀も昔

 ここでは和弓はできないためやめてしまったのだが、このコブ(膨らみ)は消えない。
 通常は使わなければ消えるものではないだろうかと思っていたが、一度できたものは消えないようである。


 なを、15km未満の距離は走りにカウントしないので、今日走った10kmは記録にはならない。
 さて、このダメージは一週間で回復するか。
 来週は走れるだろうか。

 4時間ほどしたら、左足大腿部の裏側の痛みが徐々にひどくなってきて、びっこをひきながら歩くことになっている。
 これ、筋肉痛ではない。
 時々突然にビリビリと痛みが襲ってくるのである。
 神経痛の一種である。
 今回の場合は転倒したことによって大腿部裏側の神経に日常とは違った負荷がかかったために起こったものだろう。

 通常、神経障害性疼痛は手術後とかで神経をいたぶったあとに起きるようである。
 つまり神経障害によって発生する痛みである。
 私の場合はいうなれば軽度の「慢性神経障害性疼痛」といったもので、痛みが発症する場所も条件もまったくランダムである。 
 手術といった理由ではなく、おそらくは日常生活の中で知らぬ間に神経を刺激してしまい、それによってビリビリ、ピリピリという痛みが出てくのではないだろうか。
 若いころからのことで、寝付いたとおもったらピリピリと痛みが走りウワーと起きてしまい、また寝付いたと思ったらまた痛みにやられるということの繰り返しになる。
 当然、寝られなくなる。
 明け方、ウトウトとするくらいの眠りになる。
 起きていれば痛みはまぎれるが、寝ていると痛みだけになってしまう。
 時に寝るのが恐ろしくなることもある。
 私は単純に「自律神経痛」と呼んでいるが、一種の持病だと思っている。
 周囲の人に聞いてみるが、そんな症状になったことはないという。
 珍しいのかな、あるいは特異体質なのかもしれないとも思っている。
 さて、傷口だが包帯をまいて、サポーターで抑えている。 
 
 まった今日はツイテいない。
 天中殺か?天剣殺か?
 言うことが古い!


【翌日以降】
 包帯をまいた患部からはリンパ汁が滲み出てくる。
 包帯をとると、それが固まってプリンプルンのゼリー状になっている。
 洗っても落ちない。
 しっかりと包帯にからまっているのである。
 よってこの部分は切り落として洗うしかない。
 以前にリンパ汁に悩まされたことがある。
 アトピーもどき(超乾燥肌)のときである。
 象皮が割れてリンパ汁が滲み出し、アゴであったために外出はマスク着用となった。
 帰ってくるとマスクの内側に薄い黄色のシミがしっとりと広がっていた。
 こちらのクスリはまったく効かなかった。
 自然に治るまで待つしかないかなと半ばあきらめていた。
 そのとき日本から送られてきたのがアピットジェルである。
 これは実にドラマチックに効いた。
 今回は乳液ではなく軟膏を使用した。

● アピットジェル・クリーム(軟膏)

 ありがたいことによく効いている。
 ヌルヌルの患部が徐々に乾いてきている。
 肌の修復が進行しているのだろう。
 リンパ汁は傷口から雑菌が入らないように出てくる体内消毒液みたいなものであり、傷口がふさがってくると次第に出なくなる。
  同様にヒルドイドもリンパ汁の出る擦り傷には効くようです。
 



● アピットジェルを塗り、包帯をまいて、サポーターをつける

 
【おまけ】
 インターネットを回遊していたら弓の話が出てきた。
 おまけで載せておきます。
 面白いです、興味があればということですが。


●【弓道】世界!ニッポン行きたい人応援団 9月8日
2016/11/25 に公開

 インターネットに載せられる動画は削除される確率が高いので次見るときはもしかしたらないかもしれません。
 彼女はポーランド人で2年のキャリアということですが、なかなかのものです。
 弓を弾く肩が下がっている、これはなかなか難しい。
 甲南大学の先生が「手で引かず」に「腕で引け」とか「肘で引け」とかコーチされている場面がありましたが、実をいうと私もそれで苦労しました。
 いくら練習してもその形で引けないのです。
 もちろん私が始めたのは年をとってのことですので、若い人は体がついていくのかもしれませんが。
 私はダメで、最終的に「腕で引く」「肘で引く」ことはできませんでした。
 そこで、見た目は「肘で引く」形をとっていながら、実際は引いていない、というズル方式を編み出しました。
 どうしたかというと「手で引かず、肘でも引かず」に「指で引く」という新方式を編み出したのです。
 これまったく外からはバレませんでした。
 形からみると肘で引くかたちと寸分違わずだったのです。
 手首に力が入らず、腕にも肘にも力が入らない自然体形を生み出したのです。
 一言で言えば私の弓は『指で引く弓』ということです。
 では、それはどうするのか。
 そんなこと書いても無意味なのでやめますが、人間とは追い詰められると小才を回すものだということです。
 四半世紀も前のことですが。
 私のはちなみに竹弓もではなく、安物のファイバー弓でした。
 
 昇段試験ですが初段はほぼ合格します。
 というのは弓道の普及に一助するということで、形すなわち所作が礼にかなっていれば射は評価しないからです。
   一人でも多くの弓ファンを作りたいというのが連盟の願望です。
 などとエラそうに言っているのですが、四半世紀前に自分が歩んだ道の感慨に浸っているということなのでしょう。




【 南のおーきな島・小粒な大陸 】


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