2016年9月20日火曜日

中国企業、グレートバリアリーフ破壊で賠償金30億円に合意:果たして支払われるか?

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 オーストラリア経済は中国でなりたっているようなものである。
 しかし、中国は嫌われ者であることもたしかだ。
 賠償金30億円で合意ということだが、果たして支払われるのかというと、これは微妙である。
 

Record china配信日時:2016年9月20日(火) 10時30分
http://www.recordchina.co.jp/a150763.html

中国企業、グレートバリアリーフ破壊で賠償金30億円に合意―中国メディア

 2016年9月20日、環球網によると、石炭輸送船の座礁で世界遺産グレートバリアリーフを破壊したと指摘を受けていた中国の船舶所有会社が19日、賠償金2960万ドル(約30億円)を支払うことでオーストラリア政府と合意した。

 深セン市能源運輸有限公司が所有する「深能1号」は2010年、グレートバリアリーフで座礁し、サンゴ礁の破壊や環境汚染を引き起こした。
 しかし、豪政府と中国企業は事故の責任や賠償金額をめぐって意見が対立。
 豪政府は賠償金9000万ドル(約92億円)を要求したが中国側は「法外な額」と反発、「250万ドル(約2億5000万円)しか支払えない」と主張していた。

 今回の合意内容について国際環境保護団体「グリーンピース」の関係者は中国企業の賠償の少なさを指摘、グレートバリアリーフ海洋公園局は6年間を費やした交渉結果に不満を示しつつも、「生態系の保全にとっては歓迎すべきニュース」とコメントした。



【資料】

Record china配信日時:2010年4月5日(月) 9時55分
http://www.recordchina.co.jp/a41108.html

世界最大の珊瑚礁に汚染の危機
=中国の貨物船が座礁、燃料漏れる―オーストラリア

 2010年4月3日夜、オーストラリア・クイーンズランド州ロックハンプトン市の沖合い約120キロで、中国の石炭輸送船が座礁した。
 船体から漏れ出た燃料油が世界最大の珊瑚礁グレートバリアリーフを汚染する可能性もあるという。
 4日、鳳凰網が伝えた。

 座礁した輸送船は神能1号。
 6万5000トンの石炭を運び、中国へ向かう途中だった。
 船員23人に負傷はないという。
 また950トンの燃料を搭載しており、船体の亀裂から一部が漏れ始めている。

 クイーンズランド州によると、神能1号は航路から15キロ離れた地点を全速航行中に珊瑚礁にぶつかったもようだ。
 左舷が深刻な損傷を受け、船体がばらばらになる可能性もある。
 世界最大の珊瑚礁である世界遺産グレートバリアリーフ付近での事故だけに自然環境への影響が懸念される。