2016年9月30日金曜日

サウス・オーストラリアの電力の4割が風力発電:それ本当?

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 テレビのメインニュースはパワーアウト関係一色になっている。
 オーストラリアは良質な石炭産出の国であり、電力は石炭発電が主である
 (注:タスマニアは水に恵まれているために水力発電がメインである)。
 家庭のエネルギーは電力であり、調理も暖房も電気である。
 日本のようにガスとか灯油とかは基本的にない。
 トータル的には燃料費は安い。
 原料が地元生産なら当然であろう。
 サウスオーストラリアの電力の40%が風力発電というのははじめて聞いたことで驚きである。
 風力発電で40%がまかなえるとは知らなかった。
 2割くらい非石炭で、というならわかるが4割とは!


ロイター 2016年 09月 29日 17:10 JST
http://jp.reuters.com/article/australia-storms-idJPKCN11Z0PM

豪・南部州全土で停電、再生可能エネルギーへの依存に疑問符


● 9月29日、激しい嵐に見舞われ、州全土で大規模な停電が発生した豪サウスオーストラリア州で、電気がほぼ復旧した。写真はサウスオーストラリア州で28日撮影(2016年 ロイター/David Mariuz)

[シドニー 29日 ロイター] -
  激しい嵐に見舞われ、州全土で大規模な停電が発生した豪サウスオーストラリア州で29日、電気がほぼ復旧した。
 停電の影響で、資源大手BHPビリトン(BHP.AX)は操業を停止し、公共交通機関は運休した。

 当局によると、29日朝までに州の90%で電気は復旧したが、強風や豪雨が予想されるため、さらなる混乱が起きる可能性があるという。

 この停電を受け、風力発電の比率が40%という同州の再生可能エネルギーへの過度な依存が、事態を悪化させたのではないかとの疑問が生じている。

 気候変動に懐疑的なジョイス副首相は29日、
 「再生可能エネルギーへの過度の依存が問題を悪化させたのではないか、
 再生可能エネルギーに安定した電力供給能力があるのか、
 疑問を呈する必要がある」
と、オーストラリア放送協会(ABC)ラジオで述べた。

 石炭火力発電所が主力のオーストラリアは、一人当たりの二酸化炭素排出量が世界で最も多い国の一つ。
 再生可能エネルギーの比率増加に取り組んでいる。




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