2016年9月26日月曜日

新しい5ドル紙幣:洗濯してみる 不衛生な日本紙幣

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新しい5ドル紙幣が出た。
先日新しい2ドルコインが出たのでそれに続いてである。


● 新しい2ドルコイン

ここのコインは実にくだらないが、紙幣に関しては日本のはるか上をいく。
日本の紙幣をやたらに褒める人がいるが、その心情はわかりにくい。
ただ愛国心において勝っているだけだろうと思う。
凝りに凝ってやたらと精密に描けばいいというものではない。

中国紙幣・アメリカ紙幣と比べれば確かに優秀かもしれない。
それはただ偽造防止に工夫が施されいるという点にすぎない。
紙幣という有効性からみたら日本紙幣は残念ながら劣る。
レベルが違うということだろう。
紙幣はもう昨今ではプラ幣の時代に入っている。
最近ではカナダもプラ紙幣に移り始めており、紙幣という閾値を超えつつある。
日本紙幣は早晩、ガラパゴス紙幣となっていくだろう。

今度の5ドルはデザインもシンプルで理想の紙幣になっている。
真ん中の透明部分の面積が大きくなってスッキリしている。

 
● 5ドル紙幣 中央横の鳥のいる部分は透明 下地の青が写っている

 ちなみに紙幣はコピーできない。
 紙の紙幣ではコピーによる偽造が懸念されるからである。
 コピーができる紙幣という時代遅れの紙幣の弊害である。
 やろうと思うとこういうメッセージが出てくる。




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社会全体からみれば通貨偽造がもたらす経済的損失は概して大きくありませんが、最も痛手を被るのは、偽造通貨を受け取ってしまい損をする個人や企業です。また、偽造通貨は、人々が取引で現金を受け取ることへの不安を生み、決済システムへの信頼を揺るがせることにもつながります。

当ウェブサイトは、中央銀行偽造防止グループ(Central Bank Counterfeit Deterrence Group )が運営しています。CBCDGは、パーソナル・コンピュータやデジタル画像処理機器・ソフトウェアが銀行券の偽造に利用されるのを防ぐため、偽造防止システム(Counterfeit Deterrence System )を開発しました。CDSは、これを自主的に採用しているハードウェアやソフトウェア・メーカーを通じて、パーソナル・コンピュータやデジタル画像処理機器が、保護された銀行券画像を取り込んだり複製したりすることに用いられるのを防ぐ役割を果たしています。なお、CDSには、パーソナル・コンピュータやデジタル画像処理機器の使用状況を追跡する機能はありません。

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 よってカメラに撮ることにする。


● 洗う前のお札

 紙幣の問題点は3つ
1].偽造されないこと
2].摩耗しないこと
3].衛生的であること。

 日本紙幣は偽造防止のためにやたらと精密化しており、紙質を選択して摩耗を防いでいる。
 紙幣は万人の手を経るために衛生的観点からみると非常に汚いものである。
 日本銀行はこの衛生問題を解決する方法をもたない。
 そのために、物理的対応に終始している。
 つまり紙幣交換の速度を早めるということである。
 昔は見かけたボロボロのお札を現今で目にすることはない。
 ちょっとでも破損や汚損があったらすぐに交換するようにしている。
 また表面的にきれいなお札でもいわゆる賞味期限が切れるとすぐに交換するようにしている。

 話は5ドル紙幣(正しくはプラスチック紙幣)であるが、これを洗ってみる。
 こんな感じ。




 じゃっぽりと水につけ、石鹸でよく洗う。
 といっても泡は立たないが。


● 取り出してみる


● 型紙に貼り付けてみる
 

 
 ● それを拡大してみる。

 タオルで表面の水分を拭いとったら、元通りになる。
 紙幣が水を吸わない。
 プラスチックだから当たり前のことだが。



● 洗った後のお札

 ちなみに、マーカーでお札に印を入れて洗ってみた。
 これは犯罪になるのでおおっぴらにはできない。
 これはテストということで許してもらうことにする。
 上のお札の下の段の左上に青い横線がうっすら残っているのが、洗った後に残ったその跡である。

 少なくとも文明国のお札はなによりも衛生的でなければならない。
 その点からみると日本の紙幣は失格である。


【資料】

サーチナニュース 2016-10-26 14:09
http://news.searchina.net/id/1621620?page=1

訪日中国人が驚くこと
「中国では必需品の紙幣鑑別機がない」=中国メディア

 中国ではありとあらゆるモノのコピー商品、海賊品が存在する。
 海賊品に対して厳しい取り締まりが行われている日本とは対照的に、中国では人びとが容易にコピー商品を買い求めることができるほか、コピー商品を購入したくなくとも、騙されて掴まされてしまうリスクも高い。
 また、中国は偽札も流通しているため、現金での支払いの際には紙幣の真贋を確認することはごく当たり前に行われている。
 また、日本ではなかなか見る機会のない紙幣鑑別機が中国ではレジに設置してあることが一般的であり、いかに中国で偽札が存在するかがよく分かるだろう。

 中国メディアの今日頭条は23日、
 「日本を訪れた中国人は、日本では紙幣鑑別機がないことに気が付き、驚く」
と伝えつつ、偽札が存在しない日本に中国は学ぶべきであると論じている。
 記事は、日本人は紙幣を受け取ってもその真贋を確認しようとすらしないと指摘し、
 「日本人は偽札を掴まされることを警戒していないのだろうか」
と疑問を投げかけた。
 一方、日本で偽札が流通しているという報道や話を耳にしたことがないとし、
 「日本では基本的に偽札が存在しないのだ」
と論じた。
 続けて、日本には紙幣どころか、一般的な「製品」に対しても真贋を証明するための「偽造防止シール」や「偽造防止ラベル」が不要な社会が存在すると伝え、それだけでも「日本に偽札が存在しないことが見て取れる」と指摘。
 また、日本に偽札が存在しないのは、日本人が「社会的信用を何よりも重視しており、社会的信用を失う行動を取らないため」だと指摘。

 また、日本の紙幣は「世界でもっとも偽造が難しい紙幣」であることも、日本で偽札が流通していない理由の1つだと指摘し、
 「偽札が存在しない日本社会から、誠信を大事にする日本人の特徴と、何事も徹底的に取り組む厳格さが見て取れる」
と主張。
 偽札が流通する中国は日本に学ぶべきとの見方を示している。



サーチナニュース 2016-11-10 22:13
http://news.searchina.net/id/1622810?page=1

中国人が日本の紙幣に驚くこと
「偽札がなく、しかも清潔」=中国報道

 中国と異なり、日本では偽札がまず存在しないと言えるだろう。
 日本を訪れた中国人旅行客の多くは「
 日本の商業施設や百貨店ではレジに紙幣の真贋を確認するための紙幣識別機がない」
と驚くという。

 日本銀行券の偽札が存在しないのは、それだけ偽造が難しいためとされているが、日本の紙幣のすごさはそれだけではないようだ。
 中国メディアの今日頭条はこのほど、
 「日本の紙幣は世界でもっとも清潔な紙幣の1つ」
であると伝え、その理由を紹介している。

 人の手にはさまざまな細菌が存在しているため、不特定多数の人間が触る紙幣にも細菌が付着しているとされる。
 それでも日本の紙幣がもっとも清潔な紙幣の1つであると主張する理由について記事は、まず
★.「日本人には財布を使用する習慣があること」
を挙げ、紙幣を財布に入れずにポケットに突っ込むようなことはしないと指摘。

 さらに、
★.日本人の衛生習慣や高い民度も「日本の紙幣を清潔に保っている要因の1つ」
であると指摘し、日本では手をこまめに洗い、消毒する習慣があり、公衆トイレなどにも無料の消毒液が設置されていると紹介した。

 また、
★.日本銀行券には磁性インキが使用されており、これが汚れづらさにつながっている
との見方を示したほか、
★.日本の紙幣は回収までの期間が短く、
 汚れや破損など流通に適さない紙幣は裁断され、処分またはリサイクルされている
と指摘し、回収までの期間が短いことも日本銀行券が清潔な理由だと主張した。

 香港城市大学細菌学研究センターの研究結果によれば、
★.中国の紙幣は1枚当たりの細菌数が17万8000個に達し、とくに5角、1元、1角については1枚当たり1800万個
にのぼったという。
 確かに中国では財布を使わず、ポケットにお金を入れて持ち歩く人も少なくないうえ、回収までの期間が日本ほど短くないためか、ボロボロになった紙幣や破れた箇所をテープでつなぎとめた紙幣も存在する。
 日本の紙幣について「きれいだ」、「清潔だ」と驚く中国人が多いのは、中国の紙幣がそれだけきれいではないためなのだろう。


【 南のおーきな島・小粒な大陸 】





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