2017年4月20日木曜日

フジマートで一番安い日本酒:若武者

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● フジマートにある2リッター箱の清酒はこれ一種のみ

 フジマートで日本酒が買えるようになってから、それまでワインだったのが日本酒に変わった。
 日本酒はヒヤで飲む。
 日本酒のヒヤとは常温室温ということになる。
 ワインも常温で飲んでいた。
 氷に入れて瓶を冷やすことはしない。
 ビールの常温はうまくないので飲まない。
 ウイスキーはお湯割りで飲む。
 ふつうはオンザロックが主流なので、ホット・ウイスキーというのはあまり行われない。

 フジマートで買ってくるのはこれまで純米酒であった。
 ヒヤで飲むので箱の酒で十分。
 いつも食卓の上にあって、気分が向いたら飲む。
 といっても午前中は飲まない。
 まずは昼食と一緒に始まる。
 よほどのおいしい酒ならいざしらず、酒の味がわかるほどの通ではない。
 飲めればなんでもいい口である。
 いやしいのである。

● いつも飲んでる純米酒(2リッター箱の酒)

 2リッターの箱の酒を通常5日ほどで飲む。
 ということ一日400mlで、二合少々になる。
 とすると、一週間で飲まない日が2日ほど出る。
 もらったお酒などがあるときなどそれを飲むが、なければ酒なしの日になる。
 とりたてての飲んべえではないので、飲みたいなと思っても飲まなくてすませることもできる。
 それではどうも口が寂しくなるということで、あらかじめ2リッターの箱酒に合わせて小箱のお酒を買ってくることがある。
 900mlで、これは趣向を変えて清酒にしている。
 といっても、フジマートの小箱の清酒は一種類しかない。

● 900mlの清酒

 ところがこれがどうも体に合わないのである。
 頭が痛くなるのである。
 何か他の原因によるものかと思って3度ほど試したが、これを飲むと確実に頭が痛くなるのである。
 お酒にも合う合わないといろいろあるようだ。
 体質によるのだろう。

 昨々日フジマートに行ったとき、純米酒の代わりに2リッターの箱清酒を2本買った。
 2リッターの清酒もやはり一種類しかない。
 そしてこの酒、フジマートで最も安い日本酒でもある。

 いつも飲んでいるのは先に上げた純米酒で25ドルである。
 この箱の清酒は16.5ドルである。
 純米酒を2本買うと50ドルとなり、箱清酒が3本買える計算になる。
 この感情は見逃せない。
 日本にいたころはまだ、特級、一級、二級という分類があった。
 近くの安売り屋へいって二級の一番安いお酒を買ってくる。
 いわく「鬼殺し」。
 酒が飲めて、酔えればいいのである。
 「鬼殺し」はその店の廉売品であった。
 このときから「鬼殺し」とは私の中で安酒の代名詞になっていた。
 ところがあるとき、駅の帰りだったか途中の酒屋に入って「鬼殺し」を買ったら結構なお値段を取られた。
 え!、「鬼殺し」って安酒の名称ではなかったのか?
 インターネットが使えるようになったとき調べたことがある。
 「鬼殺し」という名称は登録されていないため、誰が使ってもいい酒名であった。
 そして、これ確かに安い酒の名称になっているが、酒造元では高い「鬼殺し」もあるのである。
 ということは、やや高級な鬼殺しもあるということである。
 フジマート一の安いお酒でも飲む側が納得できればそれでいい。
 さて、昨々日から飲んでいるが、決してまずいお酒ではない。
 いやこのお酒、なかなかおいしいのである。
 これからは純米酒をやめてこれにするか?
 何しろ2本分で3本買えるのだから、これ以上のものはあるまいに!

 この酒造元は北関酒造というのだが、製品案内にこのお酒は載っていない。
 名前も住所も同じなのだが商品としてない。
http://www.hokkansyuzou.co.jp/item/
 ちなみに印刷されている製造年月は「16.10.06」とある。
 昨年10月に製造されている商品がない?
 北関酒造清酒「若武者」で画像を検索しても一枚の写真も出てこないのである。
 この酒「若武者」というより「忍者」である。
 まさか幻の酒でもあるまいに。
 もしそうなら、早晩フジマートの棚から姿が消える日もある、ということになる。

 いろいろ探してやっと見つけたのがAmazonの通販サイト。
 しかし、これ「180ml紙パック酒30個箱詰」という。
 180mlというとチューとストローで飲むヤツだろう
 酒の中身は同じだろうが販売品としては大きく異なる。
 またこれ、現在取り扱っていないという。
 なぜそんな酒がオーストラリアで売られているのだろう?


ときどき、こういうこちらでは売られているが日本には記載がないというもので出会うときがある。
 輸出専用(あるいは海外専用)に作っているのであろうか。